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【コレクション講座】アートのカビ対策に必須、「Govee」のデジタル温湿度計

「Govee」のデジタル温湿度計

今回は私が普段愛用しているツールについて紹介いたします。

コレクターにとって作品をコレクションしていく上で様々な悩みがあると思いますが、大きな悩みの1つとして温度と湿度の問題が挙げられると思います。

アートが盛んな他国と比べて、日本は圧倒的に湿度の高い国であり、高い湿度はアート作品を保管する上でカビの発生を助長するため非常に注意が必要であるということは以前お話ししました。

アートと暮らす

リビングなど作品を飾っている場所は、人が快適に過ごしている環境なので比較的温度や湿度の変化が少ないと思うのですが(夜間や外出時は注意が必要です)、作品数が多くなってくると、押し入れなどの保管スペースに保管されている方が多いかと思います。

どうしても、そういったスペースには人が常にいる訳ではないので、温度や湿度がコントロールし難い状況です。というよりも、そもそもどういった環境なのかを把握しにくい状況です。

私自身、保管しているスペースに普通の温湿度計を置いて随時確認したりしていたのですが、不在の際にどのような変化をしているのか、雨が降っている時はどんな状況になっているのかなどあまり把握できていませんでした。

デジタルで確認できるツールはないか色々探して、「Govee」というメーカのデジタル温湿度計を購入し、半年使用しましたが、買ってよかったと思える、とてもいい商品でした。

簡単にいうと、この商品はその瞬間の湿度や温度を記録し、スマートフォンなどのアプリで確認・記録できるデバイスです。

この温湿度計を測定したい場所に置き、iPhoneに「Govee Home」というアプリケーションを入れることで、アプリ上に、現在・過去の温湿度がグラフで表示されます。

その瞬間の温湿度も見ることができますし、確認したい時間帯の情報や、最高・最低の温湿度などもひと目で見ることができます。

測定してみて分かったことが、想像以上に雨天時は湿度が上がっており、雨が降っていなくても少し曇り出しただけで、60%を超えていました(さすがにまずいと思ったので、除湿機の起動させるタイミングを早めに変更しました)。

住む地域や部屋の位置、時期によっても大きく環境が変わっていくので、こういったツールを用いて把握しておくことは非常に大事なことだと思います。

価格も3000円を切る価格で、サイズも非常に小さいので、置く場所を選ばず、非常に使い勝手の良い商品でした。

皆様も宜しければ購入して、快適な作品保管環境を作られてみてはいかがでしょうか?

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