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【コレクション講座】まだ間に合う!作品をカビから守る除湿機について

まだ間に合う!作品をカビから守る除湿機について

前回は、スマホで湿度と温度を確認できるツール「Govee」のデジタル温湿度計について紹介しました。

「Govee」のデジタル温度計についてはこちら

 

記事を見て下さった、何人かのコレクターさんも購入されたようで、とても良い反応が返ってきました。

職場からも自宅の温度・湿度を随時確認できるので、普段自分が自宅にいない時間帯のチェックができますし、対策を立てる上での事前の調査や、対策の効果などについても調べることができるので非常に便利なツールです。

今回は、その対策の一つである除湿機について調べていきたいと思います。

除湿機の種類について

除湿機は以下の3種類に分かれます。

  1. コンプレッサー方式
  2. デシカント方式
  3. ハイブリッド方式

結論から言うと、アートコレクターは 1.コンプレッサー方式3.ハイブリッド方式 がオススメです。

2.デシカント方式 は、コンプレッサーではなくフィルターとヒーターを搭載していることが特徴で、コンパクトで軽いものが多く、稼働音が小さいというメリットがありますが、電気代が高く、温度が上昇しやすいという弱点があります。

アートを保管するにあたり、継続的に除湿しておく必要があるため電気代が高いことは非常にデメリットとなりますし、何よりも、温度が上昇してしまうため、少しずつ暑くなってくる梅雨の時期には使いにくくなってしまいます。

一方で、1.コンプレッサー方式 は、温度変化も比較的少なく、電気代が安いためアートコレクターのニーズに合致するタイプかと思いますし、冬の結露が気になる家でしたら 3.ハイブリッド方式 を検討してもいいかもしれません。

おすすめの除湿機

コレクターにも非常に評判の高い除湿機です。超ハイパワーの除湿機で、リビングなど比較的広い部屋でも対応できます。まさに最強の除湿機です。
ただ、本体がかなり大きく、重さも16kgあるので、少しスペースをとってしまうのが難点でしょうか。


このコロナの除湿機は、我が家の作品を保管している8畳ほどの部屋で使用しています。非常に機能がシンプルで湿度表示すらありませんが、除湿機能は十分な性能です。ただ細かな湿度の設定ができないのが難点ですが、我が家では雨天時のみ起動で、部屋の湿度は50〜60%程度になってくれているので、割と使いやすい印象です。


容量も大きいですが、比較的サイズもコンパクト(縦長)で、価格もまずまずですし、バランスの取れた機種ですね。

我が家のリビングで使用している除湿機はどうやら廃盤になってしまっているようですが、アイリスオーヤマのコンプレッサー式の除湿機を使用しています。
リビングには人がいることが多いですし、梅雨の時期はクーラーの除湿をつけていることが多いです。コンプレッサー式やハイブリッド式でも多少は暑くなるので、除湿機だけで過ごそうと思っていても、結局クーラーの除湿を使ってしまっているので、補助的な意味でコスパ優先の除湿機を置いています。※クーラーの風が作品に当たらないように注意しましょう

あと、もう一つ重要なのがサーキュレーターです。
空気を巡回させることは、湿気が滞留してしまうことを防ぐことができるため除湿機を合わせて使用されることをお勧めします。

以下のサーキュレーターは電気代が安いDCモーターですし、首振り機能もあるので満遍なく空気を巡回させられます。

以上、簡単に除湿機とサーキュレーターについて紹介しました。

例年より、梅雨が早く訪れてしまい、この記事を書くのも遅れてしまいました。長い梅雨になりそうですので、アートの大敵である湿気から大切な作品を守るためにも、万全の大勢で梅雨を乗り切りましょう。

 

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