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私のアート購入の体験談をいくつか紹介したいと思います。

 


〈はじめての作品購入〉

最初は絵を買うつもりなんて全く無かったですし、絵を買うという概念すらありませんでした。


結婚して家具を揃えるために沢山のインテリアショップ巡りをしていると、お洒落なショップには必ずと言っていいほどアート作品やアートポスターが飾られていることに気づきました。

アートが飾られているインテリアは、お洒落で洗練された雰囲気を醸し出しており、部屋の完成度が全く違います、、、

様々なアートが飾られているインテリアのディスプレイを見ていくうちに、インテリアの延長線上でなんとなくアートでも買ってみてもいいかも、、、という思いが沸々と湧いてきました。

そこで、どんなものがあるのかと、ネットでいくつかのアート販売サイトを物色していたところ、とても素敵な油彩作品と出会いました。

幸せなワンシーンの風景が描かれた優しい雰囲気の作品で、リビングのイメージにピッタリで、とても気に入りました。

値段は3万円代くらいでしたが、絵を買うことが未知の領域で「絵なんか買っていいものなのか」とか「3〜4万円あればプチ旅行できるな」という様々な思いが錯綜して迷いに迷いましたが

悩んだ挙句、勇気を出して作品の購入にチャレンジしてみることにしました。

ギャラリーに作品を購入したいとメールを送り、ドキドキしながら返事を待つと、ギャラリーから直接アーティストと連絡を取り合ってほしいと返事が帰ってきました。

数日経って直接アーティストさんからメールがきて、購入にあたって必要な情報のやり取りをして、無事作品を購入することができました。

初めて作品が届いて、ダンボールを開けた瞬間の感動は今でも忘れません。

正直、無名で、これから作品の価値が上がる可能性も低いアーティストさんの作品ですが、今でもすごく気に入っていますし、買ってよかったなと思う作品です。

 

       

〈外国人アーティストの作品購入と交流〉
某百貨店で、海外のアート作品が集まるイベントで、1人の海外アーティストの作品に目を奪われました。

シンプルで小さなペインティング作品なのですが、色合いが素晴らしく、別の世界に引き込まれるような不思議なパワーを持った作品でした。

しかも、その作家さんが来日して会場におられるとのこと。

話しかけられれば良かったのですが、全く英語を喋ることが出来ず、チキンな私は遠くから眺めることしか出来ませんでした。

その日は百貨店を後にしましたが、モヤモヤした気持ちのまま会期が終わってしまいました。

しかし、会期が終わってもその作品がどうしても忘れられなかったので、辛抱出来ずにアーティストさんのサイトを探して、ダイレクトメールを送ってみました(もちろん英語は出来ませんのでGoogle先生に翻訳してもらいました)。

作品が凄く気に入ったことを伝え、購入できないかと質問してみたところ、今回のイベントのキュレーターの方に連絡を取ってくださり購入できることに。

一度ニューヨークに作品が戻ってしまっていましたがキュレーターの方が日本に来る際に持ってきてくださり無事作品を手に入れることができました。


そのアーティストさんはメールで日本旅行(帰国前に日本観光をされていたようです)の様子を教えてくれたり、

Facebookで友達になり、私が趣味で描いている絵や日常的な投稿に対して色々とコメントしあったりと、不思議な繋がりが生まれました。

これはアートを購入しなければ絶対に生まれなかった出会いで、アートコレクションの面白さを実感しました。


驚くことに、このアーティストさんはメトロポリタン美術館やMoMAで作品がコレクションされています。そんな人と繋がりができるなんて夢にも思いませんでした。

 

       

〈世界的に注目されているアーティストの作品を購入する〉
アートの面白さにのめり込み、インターネットで、ギャラリーやアート販売サイトを検索するのがライフワークになっていました。

そんな時、あるギャラリーで世界的に注目されているアーティストの新作版画が販売されることを知りました。

その作品はとてもクールでカッコ良く、ネットにアップされた写真を見ただけで心が奪われました。

しかし、この作品はサイズが大きすぎてリビングに飾れないという致命的な問題があり、値段も高額なため、ちょっと厳しいかなという思いを持ちながらも、とりあえずギャラリーに連絡して作品を見せていただくことにしました。

実物をみるとやはりサイズが大きい、、、ギャラリーの広い空間でも大きく感じました。

本当にカッコいい作品でしたが、やっぱり飾れません、、

今回は断念しようと思っていたところ、ギャラリーの方が「実は今、一点物の作品があるんですけど見ますか?」と言って下さり、作品を見せて頂くことに。

ギャラリーの方が黄袋から出して作品が見えた瞬間、「おぉー!」と声が出てしまいました。

私の好きな雰囲気で、サイズも程よく、私の部屋のイメージカラーにしている青色の作品と、まさに運命の出会いのように感じました。

とりあえずその場では保留にしてもらい、家でこの作品の素晴らしさや価値を妻に伝え、理解してもらい、作品を購入することになりました。

世界的なアーティストさんのオリジナルの作品を購入できただけでも信じられない思いでしたが、実はこの後、ギャラリーの方がアーティストさんの工房見学をセッティングして下さり、工房を見学させて頂くという貴重な体験をさせて頂きました。

貴重な製作中の作品を観たり、アーティストさんと直接話したり、作品の前で一緒に写真を撮って貰ったりと、終始興奮しっぱなしの特別な時間を過ごすことが出来ました。

美術館で作品を見るだけで止まっていれば、決して味わえない体験で、アートを買うという未知の領域に一歩を踏み出せて本当に良かったと、この作品を通じて本当に思いました。

 

       

私のコレクションしている作品の中でも特に思い入れがあるのが上記の3作品です。他にもいくつかの作品をコレクションしていますが、作品それぞれに違った出会いや感動があり、私の世界を広げてくれます。

アートを買わなければ、外国人に直接メールを送ることは無かったでしょうし、サービス業をしている私が、物を作り・売るという現場やシステムを見ることも出来ませんでした。アートを買うことは、モノ(作品)を得ることは勿論ですが、それ以上に、コト(経験・体験)を得ることが出来、関心や興味の世界を広げて、自分自身の様々なことに良い影響を及ぼしてくれると私は思います。

2/23更新

 

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