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【アートレビュー】ゲルハルト・リヒター「Abstrakt」展

ゲルハルト・リヒター「Abstrakt」展

大阪心斎橋にある エスパス ルイ・ヴィトン大阪で開催されている ゲルハルト・リヒター「Abstrakt」展 にようやく行ってきました。

リヒターは、言わずもなが、世界最高のアーティストの1人です。

昨年、リヒターの《抽象絵画(649-2)》(1987)をポーラ美術館が約30億円で落札したことでも話題となりました。

ゲルハルト・リヒター

1932年、東部ドイツ・ドレスデン生まれ。
1961年に当時の西ドイツに移住し、デュッセルドルフ芸術アカデミーに入学。
「資本主義リアリズム」運動での独自の表現が注目を集める。その後、イメージの成立条件を問い直す作品制作を通じて、世界的に評価され、幅広い世代に影響を与えてきた世界最高のアーティストの1人。

これまでに、ポンピドゥー・センター、テート・ギャラリー、ニューヨーク近代美術館、テート・モダンなどの主要美術館で個展を開催。ノルトライン=ヴェストファーレン州賞、高松宮殿下記念世界文化賞、第47回ヴェネツィア・ビエンナーレ金獅子賞、ゴスラー市のカイザーリング芸術賞、オスカー・ココシュカ賞など数々の賞を受賞。2022年には、東京都国立近代美術館と豊田市美術館で大規模個展が開催予定。

今回の展示は、パリのフォンダシオン ルイ・ヴィトンが所蔵するリヒター作品のなかから、18点の抽象作品が展示されています。
展示風景
フォンダシオンの、国際的なプロジェクトを通じてより多くの人々に所蔵作品に触れる機会を提供することを目指すというミッションのもと、ゲルハルト・リヒターの作品は「Hors-les-murs (壁を越えて)」プログラムの一環として展示されています。コレクションからリヒターの18点の抽象作品を特に選び出し、30年以上にわたる創作活動を辿り直します。そのうちの2作品、《940-4 Abstraktes Bild(アブストラクト・ペインティング)》と《941-7 Abstraktes Bild(アブストラクト・ペインティング)》(2015年)は、今回が初公開となります。
ールイ・ヴィトン公式HPより引用
(https://jp.louisvuitton.com/jpn-jp/magazine/articles/espace-louis-vuitton-osaka-richter)
《Lilak》(1982)
《Lilak》(1982)詳細画像

4メートルを超える大作、様々な光がキャンバス上に集まっているようなに見え、本当に美しい作品でした。

こちらの2作品はフォンダシオン ルイ・ヴィトンが収蔵して以降、初めて披露される作品です。リヒターの代表的な表現ですね。絵具を塗ったスキージ(板)をそのキャンバス上を滑らせていく手法です。

《Möhre》

タイトルはまさかの「ニンジン」笑。
真ん中のオレンジの線からこのタイトルを付けたとのこと。

リヒターの絵画をスキャンし、スキャンした画像をプログラミングによって縦に分割するデジタル加工を施したプリント作品。
サイズも大きいため、近づいて観ると吸い込まれるような不思議な感覚に陥ります。

人の少ない中で、良質な作品とゆっくりと観ることができる、とても上質な時間を過ごすことができました。

スタッフの方も親切でとても良い空間でした。

次回の展示は秋頃のようです。本当に楽しみです。

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