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【書籍レビュー】pen 現代アートの巨人たち。

pen 現代アートの巨人たち。

前回のCASA BRUTUSに続いてpenで現代アート特集の雑誌が発売されたので紹介していきます。

最近はBRUTUSやpenもアートの特集を多くするようになりました。とても嬉しいことです。

今回は、CASA BRUTUSとの比較形式で進めていきます。

CASA BRUTUS

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価格は700円です。CASA BRUTUSはしっかりとした本の作りでページも多く990円なので、この本が特別安いという印象は受けませんでした。

 

表紙は、村上隆の代表的な作品「Ko2ちゃん」です。

さすがに「マイ・ロンサム・カウボーイ」とか「ヒロポン」は表紙にできなかったようですね。penでやっちゃうと色々問題になりそうですもんね…

いっそのこと奈良美智とか李禹煥が表紙でも良かった気がします。


内容は、CASA BRUTUSのメイン企画と同じく、森美術館で開催される「STARS展:現代美術のスターたち−日本から世界へ」に出展する、草間彌生・村上隆・宮島達男・奈良美智・杉本博司・李禹煥の特集です。

 

CASA BRUTUSの場合は、「STARS展」以外にも、次世代スターを特集していたページに力を入れていましたが(これが本当に面白かった)、

この雑誌では6名の特集のみです。そのため、6名に割かれているページ数はCASA BRUTUSと変わりない印象ですが、penの内容の方が充実していたように感じます。

それぞれの作家の紹介はもちろん、ゆかりのある美術館館長やキュレーター、評論家、映画監督などが作家のことを語っているページがあり、とても面白く読み進めることが出来ました。

このレベルの作家になると、単なる作家の紹介は、どこかしらで目にしたことがあるので、少し新鮮な目線での解説もありました。

作品画像も沢山掲載されていますが、あまり被っていないので、CASA BRUTUSと合わせてみると「STARS展」の出展作品がほぼ分かってしまうような気がします。

 

最初は一応買っとくか、ぐらいの気持ちで買いましたが、いい意味で期待を裏切られました。CASA BRUTUSと合わせて保存版になると思います。

皆様、是非。

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