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小谷 くるみ

 

1994年大阪生まれ。

2017年 京都造形芸術大学油画コース卒業

2019年 京都造形芸術大学修士課程修了

2019年京都造形芸術大学 大学院修了制作展の展示でコレクターの間で話題となり、「SHIBUYA STYLE vol.12」(東京/西武渋谷店)や「ニュースターアートコレクション」(愛知/松坂屋名古屋店)、「Neo SEED HANKYU ART FAIR」(大阪/阪急うめだ本店)などで作品が完売。

名和晃平率いるSANDWICHがアートディレクションを担当した「スターバックス コーヒー 京都BAL店」で作品が展示販売されるなど、非常に注目される期待の作家。


フォローしているコレクターさん達のSNS投稿で度々話題になっていた作家さんで、何故それほど評価されているのか、一度作品を観てみたいと思っていました。

大阪で開催されたグループ展で初めて作品を観て、作品のクオリティーの高さや作品から漂う異質なオーラを目の当たりにして、驚き、話題に上る意味が理解できました。今後の活躍が楽しみな作家であると感じたためインタビューをお願いしました。


 

自己紹介をお願いします。

小谷くるみと申します。京都造形芸術大学 修士課程を修了し、現在は大阪を拠点に主に絵画を制作しています。

 

作風やコンセプトを説明して下さい。

存在と痕跡をテーマに主に絵画作品を制作しています。

主な作品に、錆を扱ったシリーズと、窓を意識したシリーズがあり、一見バラバラで共通する点がないように思えるかもしれませんが、メインテーマは同じです。美術史、絵画史との接続を考えつつ、自分のテーマに沿って制作を行っています。

 

ART OSAKA 2019で展示されていた作品について教えて下さい。

今回「ART  OSAKA 2019」に出品しているのは窓をイメージした作品です。『21g』というシリーズタイトルで、自分のオカルト・ホラー趣味を反映して、窓に落書きをするような感じで、人が触れたような痕跡を残す作品です。

 

自身の優れていると思う点は何ですか?

どちらかと言うと彫刻系出身で、陶芸、版画、絵画を同時並行して制作してきました。

絵画に対する姿勢として、絵具を使わないといけないとか、このメディウムを使わないといけないという考えがなくて、鉄を錆びさせたり、香水で染みを作ったりと、ミクストメディア的な作り方をしてきました。

『21g』シリーズは意識的に”絵画”というもの自体を考え制作したシリーズで、積極的に絵の具を扱い、絵画の構造を意識して作りました。彫刻的な考え方が強かった分、絵の具や、絵画を構成するものについて、素直に意識することができたのではないかと思います。

 

苦手なことは何ですか?

数学が苦手です。数学は苦手なんですけど、フィボナッチ数列とかは結構好きです。そういうのは好きですけど数式は無理…超文系です。

 

影響を受けたアーティストは誰ですか?

出身大学である京都造形芸術大学は、ゼミ制度があまり厳しくなく、沢山の先生がゼミや学科、コース関係なく見てくれるという環境があります。なので当たり前ですが、大学でお世話になった沢山の先生方にはとても大きな影響を受けていますし、それが基盤となっています。

あえて出身大学以外で挙げるとすれば、河口龍夫さんです。

河口さんの作品は以前からすごく好きだったのですが、お話をさせて頂いた時に、作品に対する大切な意識を教わりました。

作品を作る上で重視する点や、アウトプットの仕方などがすんなり頭に入ってきた感覚で…それまでちぐはぐだった身体と頭がようやく合致したような感覚でした。

難しい事を言われたわけじゃないのに、何故こんなに制作しやすくなったんだろうと今でも不思議に思います。

 

どんな子供でしたか?

結構激しかったと思います。気性は荒かったです。作家ってインドア派が多いと思うんですけど、完全アウトドア派でした。

全然じっとしてないし、竹藪で走り回って遊んでいたし、学校でイタズラしまくったり、暴れまくったり…要は、問題児でした。

 

アート以外で好きなことは何ですか?

超自然科学や認知心理学ですね。私はホラーやオカルトが好きなんですけど、幽霊など超自然的な何かが本当にいると信じているわけではなくて、人間の脳の小さなバグで、存在しないものを存在すると認識してしまったりする構造に興味があって…そういった考え方は作品にも生かされていると思います。

 

1番思い出に残っている作品やプロジェクトは何ですか?

修了制作展ですかね。5mを超える大作を制作したことと、21gと錆の2シリーズを一緒に見せたことがとても刺激的でした。京都造形の卒展には東京展という展示があって、選抜メンバーが都美館(東京都美術館)で展示をするんですけど、それに選ばれたのは思い出深いですね。片岡真美さんがキュレーションする本格的な展示で、沢山のことを学べました。

 

夢を教えてください。

世界で展示が出来るアーティストです。

 
Courtesy of Kurumi Kotani
 
Courtesy of Kurumi Kotani
 
Courtesy of Kurumi Kotani
 
Courtesy of Kurumi Kotani / photo by kenryou gu (顧 剣亨)
 
Courtesy of Kurumi Kotani / photo by kenryou gu (顧 剣亨)
 

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