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2019年に開催された、「あいちトリエンナーレ2019」

「あいちトリエンナーレ」は、国内外で活躍するアーティストさんの作品を名古屋市や豊田市などの街中で楽しむことができる、日本を代表する都市型の国際芸術祭です。

しかし、展示の一部である「表現の不自由展・その後」に対しての賛否や、展示の中止などが日々報道されるなど、別の意味で注目を浴びました。

 

SNSなどを見ていると、「トリエンナーレ」について、十分に理解されていない方が沢山おられるようなので、この記事では「国際芸術祭」「トリエンナーレ 」「ビエンナーレ 」について説明していきたいと思います。

 

 

そもそも「国際芸術祭」って?

「国際芸術祭」「国際芸術展」「国際美術展」....

様々な呼び方がありますが、その名の通り、『国際的な』『芸術のお祭り』 です。

開催される地域の特性を生かした作品展示や、決められたテーマに合わせた作品展示など、お祭りのような雰囲気で様々な国の作家の作品を、一度に沢山観ることができるアートのイベントです。

 

今から約125年前に始まった、「ベネチアビエンナーレ」が起源と言われており、各国の芸術家の交流や作品の展示を通じて、美術の方向を提起するものとして、世界各国で様々な国際芸術祭(美術展)が開催されています。

 

 

「トリエンナーレ」とは?

トリエンナーレtriennaleは、3年に1回開かれる国際美術展覧会のこと。

「トリエンナーレ」はイタリア語で「3年に一度」という意味。英語では triennial(トライエニアル/トライアニアル)と呼ばれます。

〈代表的な国内の「トリエンナーレ」〉

・あいちトリエンナーレ

・瀬戸内国際芸術祭

・大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ

・ヨコハマトリエンナーレ

・岡山芸術交流

 

 

「ビエンナーレ」とは?

ビエンナーレ(biennale)は、2年に1回開かれる国際美術展覧会のこと。

「ビエンナーレ」はイタリア語で「2年に一度」「2年周期」という意味。英語でバイエニアル(biennial)と呼ばれる展覧会もあります。

〈代表的な国内の「ビエンナーレ」〉

・リボーン・アートフェスティバル

※ビエンナーレと明記されていないが、2017・2019と開催されているためビエンナーレに分類

・中之条ビエンナーレ

・堂島リバービエンナーレ 

・BIWAKOビエンナーレ 

 

 
運営者 播磨
余談ですが、他にも1年に2回をバイアニュアル、1年に1回をアニュアル 、4年に1回をクアドリエンナーレ と呼びます。あまり呼ぶことはありませんが、、

 

 

 

簡単にですが「トリエンナーレ 」「ビエンナーレ」について説明してみました。

日本でも様々な場所で芸術祭が開催されるようになり、どの時期でも、どこかで芸術祭を開催しているような状況です。

あまりにも増えすぎて、どこで開催されているのが「トリエンナーレ 」で、なにが「ビエンナーレ」なのか混乱してくるので、次回は、代表的な芸術祭を西日本と東日本に分けてまとめていきたいと思います。

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