青木豊、沖潤子、桑田卓郎、佐藤允、舘鼻則孝、fumiko imano、Dan McCarthyと非常に豪華なラインナップでした。
桑田卓郎さんのこの規模の作品って関西ではなかなか見ることができませんし、そもそも関西では展示の少ない作家が多いので非常に楽しめました。写真はありませんが青木豊さんの作品めちゃくちゃ良かったです。
Gallery NAO MASAKI
堀尾貞治さんの作品、抜群に良かったです。特に大きい1枚目の作品は非常に引き込まれるパワーを持った作品でした。まさかのavailableでした。
DMOARTS
倉敷安耶、七海、野田ジャスミン、長谷川由貴、hin、薬師川千晴の6アーティストが展示されていました。
中でも倉敷安耶さんの作品はいつか拝見したいと思っていたので、拝見できた上に作家さんから直接解説をして頂けてとても嬉しかったです。技法とコンセプトが洗練されており、とても良い作家さんだと感じました。じきにすぐに買えなくなりそうですね。。
今回の野田さんは、絵付けしているタイプの作品でした。ツボの大きな作品は、ひび割れの仕方がかなり強く、非常にインパクトのある作品でした。
この1枚目の作品を見てから2枚目の作品をみると全然亀裂が入っていないように一瞬感じますが、しっかりと良い感じに亀裂が入っていました。青がいい色ですね。そして相変わらず展示台が素晴らしかったです。
TAKU SOMETANI GALLERY
今回の城さん、写真では伝わりませんが傑作です。
二つの表情を重ねて描いているのですが、ずれた二つの表情が動きを生むことと、ストロークの力強さにより、躍動感や奥行きをしっかりと感じられる作品でした。S100と大きい作品ですが、爽やかで飾りやすい作品かなと思います。
MAKI gallery
今回も楽しみにしていた田村琢郎くんの作品です。
【アーティストインタビュー】#021 田村琢郎
今回はアスファルトの平面作品とミラーの小作品です。
アスファルトの作品は全て同じサイズ(60.7×60.7cm)で統一されており、比較的自宅に飾りやすい作品でした。業者が残したであろう記号がとても面白いですね。
baanaiさんの作品は初めて拝見しましたが、画像で見る印象とは異なり、背景の描き方がとても良かったです。ぱっと見ではエジプトの壁画に描かれているようなかっちりとした文字のように見えますが、しっかりと見ると「ARIGATOUGOZAIMASU」と描かれていて、少し笑ってしまいました。
まとめ
今回初開催とのことで、アートフェアの知名度が少ないためか、来場者が少ない印象でした。
私がお伺いしたのは土曜日でしたが、混んでいる場所はほとんど無く、ゆったりと鑑賞したり、作家さんやギャラリストの方と話すことができました。
一般公開2日目(プレビューを入れると3日目)の状況で、まだまだ良い作品が残っていた印象です。東京で展示したらすぐ売れているだろうなという作品もチラホラ。この状況ってコレクターからすればチャンスとも言えるので、狙ってみても良いかもしれませんね。
規模感的に2時間ほどあればゆっくりと観れるかと思います。周辺には中之島美術館もありますので、併せて見にいかれてみてはいかがでしょうか。