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【アート情報】泉川のはな・八木恵梨 二人展 「しまをかく、 しまにあう」

泉川のはな・八木恵梨 二人展 「しまをかく、 しまにあう」

沖縄の ホテル アンテルーム 那覇 GALLERY9.5 NAHA泉川のはな八木恵梨の二人展が開催されます。


泉川のはな
1991年那覇市生まれ、2016年に東北芸術工科大学大学院芸術工学研究科修士課程芸術文化専攻洋画科領域修了。
出身地である沖縄をテーマに、過去の写真資料をもとに現代の沖縄風景を表現したコラージュ作品、南国植物をモチーフにしたドローイングなどを制作している作家さんで、複数の視点を同一の画面上で構成する手法や、いかにも沖縄らしいありふれたモチーフを使用することで「オキナワ」というイメージの持つ虚実について考察されています。

《集められた吐息》(2021 年)© 泉川のはな

八木恵梨
1994年宮古島市生まれ、8 歳の時に東京に移住し、現在、東京藝術大学大学院博士後期課程油画技法・材料研究室在籍されています。
ひとつのモチーフから触発された思考を図像にすること、また私的な思考活動を図像で他者と共有することの可能性について関心を持ち、科学のスケッチの様な簡素な線描に陰影を省略した色彩を用いて描く作家さんです。2021年には「第23回 1WALL グラフィック」ファイナリストに選ばれています。

《蛸の祭壇》(2021 年)© 八木恵梨

以前、当サイトのアーティストインタビューにも協力してくださりました。

【アーティストインタビュー】#019 八木恵梨

 

今回は、沖縄出身である二人が、那覇にあるアートホテル アンテルーム 那覇のギャラリースペースを舞台に、「沖縄」をテーマに新作を発表されるようです。八木恵梨さんの作品はアンテルーム那覇にコレクションされており(300枚!)、通常は展示されている部屋に宿泊しないと見れない作品も多いようです。今回は二人の作家により、どのような「沖縄」が表現されるのか、そして、二人展によりどのような化学反応が起きるのか楽しみですね。

○本展のみどころ
1)アンテルーム 那覇のコレクション作品のアーティストと、沖縄を拠点に活動する若手・中堅アーティストを同時に紹介していくシリーズ『tune with ante』を始動します。本展はその第一回にあたります。
2)両作家ともに精力的に制作活動を行い、コンペティション出品やグループ展・個展の開催を続けています。泉川は本展会期中に沖縄県立博物館・美術館で開催される企画展『琉球の横顔:描かれた「私」からの出発』に出展、八木は2021年株式会社リクルート主催の『第23回1_WALLグラフィック』ファイナリストに選ばれています。
3)泉川による新作《集められた吐息》(2021)は、2019年制作の《日の下の身人頭鳥》の続編と言え、計7枚のキャンバスと今回初の試みとなる土に塗料を練り込んだ半立体作品《土の柄》で空間を構成します。
4)八木による新作《蛸の祭壇》(2021)は、アンテルーム 那覇でコレクションしている300枚余の作品〈islands of collage-コラージュの島2019-2020〉(2019-20)のひとつに位置づけられます。通常、客室に設置されている作品群をまとめて見るまたとない機会です。
5)八木のドローイングは、沖縄を調査する学者が描いたとする架空の設定があります。今回、両者の発案から泉川の《土の柄》を元に八木が描きおろす、両作家をつなぐ鍵となる作品も発表します。

 

沖縄の複雑な歴史背景を、現代に生きる自身の矛盾として描き、他者によって蓄積されたイメー ジからの脱却を図る泉川のはなと、図像を介して他者との共有の可能性を探り、思考の飛躍 を試みる八木恵梨の二人展を開催します。
アンテルーム 那覇の客室に点在している八木の 《island of collage- コラージュの島》という約300枚に及ぶ沖縄に関するドローイングは、「観光」 をテーマにさまざまなものが組み合わさっていく様子を描いています。
泉川は、変わりゆく沖縄 の姿に対し感じるズレと違和感を分割、トリミングといった手法で画面に落とし込んでいきます。
今回、本展にあわせた新作をそれぞれ発表いたします。ふたりが描く、紙の上をメロディが流れるように溢れ出る沖縄のイメージに、これまでの沖縄像が刷新することを期待します。

 

開催期間:2021年10月16日(土)~2022年1月28日(金)
時間:9:00~21:00
場所:ホテル アンテルーム 那覇 Gallery 9.5 NAHA
入場無料
企画:﨑原未帆(アンテルーム 那覇)、町田恵美

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