【コラム】ピクチャーレールで作品を飾る
前回に引き続き、我が家で実践している作品の飾り方について説明していきます。
今回は我が家で最も使用しているピクチャーレールでの飾り方を説明します。
アートコレクションが増えてくると、年に何回か作品を掛け替えすることがあると思います。
作品保護の観点から考えても定期的な掛け替えは必要になります。
掛け替えの作業は非常に楽しいものなのですが、私自身すごく困ることがあります。
過去の記事でも書いていますが、作品を飾る位置には適切な高さがあります。
床から絵の中心部までを目線の高さである140〜150cmくらいの位置に絵の中心に持ってくるように調整するのがベストです。
しかし、サイズが異なる作品を掛け替える場合、
前の作品で使用していたJフックを使用して飾ると、どうしても作品の高さがおかしくなってしまいます。
作品を掛け替える毎にJフックを付け替えるのも手間がかかるし、多少穴が開くので現実的ではありません。
そこでおすすめなのが、こちらのピクチャーレールです。
ピクチャーレールとは、壁に取り付けるレールのことです。
カーテンのレールのようなものを壁につけるイメージのもので、
本体レール、レールの中へ入れて左右に動かすランナー、レールの両端を塞ぐストッパー、フックにかけるワイヤーで構成されます。
ピクチャーレールの利点は、ワイヤー部分を左右・上下自由に調整できるので、作品をベストな位置に飾ることができます。
意外と本体レールも薄いのでそれほど気になりませんし、設営も少し大変なのかと思っていましたが、紹介した商品は、Jフックと同じように3つの針?のようなものをクロスして打ち付ける方法なので非常に簡単に設営できます。
2〜4箇所くらい針を打ち付けるので穴の数は多くなりますが、Jフックのようにあまり気にならない跡かと思います。
そもそもピクチャーレールを付けてしまえば外す必要性もないと思いますので、それほど気にしなくてもいいかもしれません。
最悪飾る作品がなければ、ワイヤーだけ外してしまえば上の本体レールだけ残る状態にもできます。
絵だけではなくリースを飾ったり、色々と使い勝手はいいように感じます。(妻への説得に使ってください)
耐荷重は5kgほどですが、ワイヤーを2本使った2点掛けの場合、10kgまで対応可能です。
我が家ではリビングに2か所、寝室に2か所の合計4カ所設置しています。
私の家ではそれほど大きな作品を飾れる壁もないので大丈夫ですが、サイズや重さ壁のタイプに合わせた様々なピクチャーレールが販売されています。
先ほどリンクを貼っていたのが100cmですが、短いのでいいという方は65cmのピクチャーレール
もっと穴が空いていいから強度が欲しいという方はビスで穴を開けるタイプのピクチャーレール
天井に取り付けるタイプのピクチャーレール
いろいろ販売されていますので、ぜひ皆様の環境にあったピクチャーレールを選んでみてください。