• 普通のサラリーマンが現代アートについて語るサイト。

山田 千尋

 

京都府生まれ

2016 京都市立芸術大学美術学部美術科油画専攻 卒業

名和晃平や三宅沙織、大西伸明などを発掘したGallery NomartのNomart Project。その一環で2020年に開催された「U 30 – Whom do you suspect?」に多数の公募から選ばれた新進気鋭の作家。

私もコレクションしている作家さんですが、山田さんの作品は本当に美しい色彩を放つ独特の色の塗り方をされています。なぜ、その美しさとは対照的なモチーフを選択されているのか疑問に思ったためインタビューをお願いしました。


自己紹介をお願いします。

山田千尋と申します。26歳です。2016年に京都市立芸術大学の油画専攻を卒業して作家活動をしています。

 

作風やコンセプトについて教えて下さい。

絵を描くことを通して、物の感じ方や物の捉え方を考え直すということをしています。

最近制作している作品では、赤ちゃんの絵とか、それとは対照的な怪我とかゲロを吐いたりしている人、殴られているプロレスのシーンとか、対照的なものをフラットに表現するということを心掛けています。

不快なものと不快じゃ無いものの境界が曖昧なことに気付けたらいいなと思って最近は制作しています。

 

ゲロがモチーフの絵について教えてください。

この絵はゲロが飛んできそうな不快なモチーフなんですけど、抽象画にも見えるように描いています。一見綺麗な色の絵だなと思える絵だけど、描かれているモチーフの内容の印象とのギャップがあるものを作りたくて作った作品ですね。

 

自分の優れていると思う点はなんですか?

同じことを何回してても飽きないところですね。餃子とかもずっと包んでられると思います。

 

苦手なことはなんですか?

記憶力が悪いところです。中学の時、三年間担任していただいた先生の名前が水流(つる)先生だったんですけど、大学生の時に同じ苗字の方に出会った時に、同じ苗字の人がいたことも忘れてて、全然読み方を思い出せなかったです。

 

影響を受けたアーティストは誰ですか?

具象なのに、抽象画みたいに絵具で奥行きを作っていて感動したのがピーター・ドイグ。あとは、ものをめちゃくちゃフラットに捉えていて、事件性のあるモチーフとかをおだやかに描いているリュック・タイマンス。

それとエリザベス・ペイトンは、出来上がったものが宝石みたいで、人物画っていうよりも、絵具で作られた宝石だなとすごく感動して、私も宝石を作らなければという気持ちになりました。

 

どんな子供でしたか?

周りが見えなくて、人の話が聞けなくて注意力散漫でしたね。授業を聞いてても、気付いたら周りのみんなは私と違うページに飛んでたりしてました。

「まわりをよくみてテキパキうごく」っていう張り紙を母が家中に貼ってました。

 

アート以外で好きなことはなんですか?

映画と音楽とファッションが好きです。絵を描き始めてからは映画を見る時とかも、この作者はどういう性格なのか、どういうことを考えているのかを考えながら観るようになりました。

 

1番思い出に残っている作品やプロジェクトはなんですか?

難しいですね。全部ひとまとめで作品になるのであまり思い出に残るというのは無いんですけど、プロジェクトとして、トルコのアンタルヤっていうすごい暑い海辺のところで2週間滞在制作しました。40度くらいの気温で、布の屋根だけがある屋外で2週間絵を描いた時があって、だんだん辛さを通りこしてハイになりました。2週間で3作描かなくてはならなくて、砂と忙しさで頭がおかしくなりそうで描いてました。

 

夢を教えてください

夢は、大学1回生の頃からなんとなく言ってることなんですけど、「今日は絵が売れたから美味しいお肉を買ってきたよ」って言って美味しいお肉を家族で食べれたらいいなって思ってます。


 
「hug」 1167 × 727 mm 2020 oil on canvas
 
「ふん水」 600 × 600 mm 2020 oil on canvas
 
「ちん✝️」 273 × 220 mm 2019 oil on canvas
 
「feeding」 530 × 445 mm 2019 oil on canvas
 
「キャタツのタトゥー」 727 × 606 mm 2019 oil on canvas
 

その他のアーティストインタビューはこちら

↓↓↓


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です