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【書籍レビュー】教養としてのアート 投資としてのアート

今回は、現代アートのオンラインサイト「タグボート」代表取締役の徳光健治さんの書籍を紹介します。

2019年に発売された書籍で、価格は1,480円(税別)

表紙はジャクソン・ポロックの「Blue Poles」です。ポロックの作品に目がいってタイトルが少々見えにくいです。


項目は以下の内容になります。

  1. アート・マーケットの現在地
  2. 海外アート・マーケットの今
  3. 投資としてのアート、その実態
  4. 重要なのは「発明品」「インパクト」
  5. 買ってはいけないアート
  6. 作品だけでなくアーティストを見る
  7. 成功するアーティストとは
  8. アートの新しい評価軸
  9. 投資としてのアート購入の鉄則
  10. アート作品の正しい買い方
  11. 楽しみながらアートを買おう
  12. コレクションをスタートしてみよう
  13. ネットでアートを買うということ

1.アート・マーケットの現在地2. 海外アート・マーケットの今 では国内と国外のアートマーケットの情報がわかりやすくまとめられています。


3.投資としてのアート、その実態4.重要なのは「発明品」「インパクト」5.買ってはいけないアート6.作品だけでなくアーティストを見る7.成功するアーティストとは8.アートの新しい評価軸9.投資としてのアート購入の鉄則は、アートのことを書いているのに間違いは無いのですが、投資の指南本を読んでいるような感覚に陥ります。本のタイトルにも投資としてのアートと書かれているのでタイトルに偽りなしです。


10.アート作品の正しい買い方11.楽しみながらアートを買おう、12.コレクションをスタートしてみよう は、とてもいい内容です。これからコレクションを始める方にとっては大いに参考になる内容かと思います。


13.ネットでアートを買うということ は、ネットでのアートを買う注意点などが書かれています。2020年、新型コロナウイルスの影響で様々な展示会が中止され、外出自粛により実際に作品を観て購入することが難しくなってきています。そのため、様々なギャラリーが積極的にオンライン販売をしている今、改めて、ネットでアートを買うメリットとデメリットについて考えていかなければならないかなと思います。


全体的に、アートコレクションをこれから始める方向けの本かなとは思います。アート投資を結びつけるのは、日本ではあまり良いようには捉えられていないので、ガッツリアートと投資について語っているこの書籍は逆に新鮮に感じました。ページあたりの文字数も少なくサッと読める本なので、一度読んでみられてはいかがでしょうか。

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