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「Art Can Save Us 2022」

 

2020年に、アートコレクターである 寺井絢子さん と ウルフ亜美さん により開催され大好評であったチャリティープロジェクト
「Art Can Save Us」が新たに開催されているので紹介させていただきます。

以下リンクは2020年に開催された「Art Can Save Us」の紹介記事です。

【アートレビュー】Art Can Save Us


Art Can Save Us 2022

前回は、売り上げを新型コロナウイルス感染症に対応する国立国際医療研究センターへ寄付を行うプロジェクトでしたが(前回の寄付額はなんと220万円!)、今回は子供の貧困問題や児童虐待問題で苦しむ子供たちへの手助けとして一般財団法人日本児童養護施設財団が運営している「あしながサンタ」への寄付を行うプロジェクトです。

前回と同様に、得られた売上から必要経費をのぞいた全額を寄付する、完全なチャリティーの企画です。

2020 年に新型コロナウイルス感染症に対応する国立国際医療研究センターへの寄付のために、アーティストの平子雄一と有志のアートコレクターで主催したチャリティ企画「Art Can Save Us」は、今後定期的なチャリティ企画を実施するために一般社団法人 Art Can Save Us を設立いたしました。この度全国の児童養護施設のクリスマスプレゼント代の寄付集めを目的とした「第 2 回 Art Can Save Us 2022」を開催いたします。
前回のチャリティ企画「Art Can Save Us」は大きな反響を頂き、第 2 回開催希望のお声を多数いただいておりました。
それから 2 年が経ち、コロナ渦における数々の問題が浮き彫りにされる中、一般社団法人 Art Can Save Usは、特にコロナ渦によって見えにくくなった子供の貧困問題、児童虐待問題など子供たちの苦しみに少しでも手助けができたらと思っております。
そして、このたび開催となる「第 2 回 Art Can Save Us 2022」では、一般財団法人日本児童養護施設財団が運営している「あしながサンタ」への寄付を決定いたしました。 今回も、本企画に賛同いただいた世界中で活躍する国内の現代アーティストに無償提供いただいた作品を、高品質のジークレープリントとしてオンラインサイト「Art Can Save Us」にて抽選販売いたします。

 

参加アーティスト

参加アーティストは11名。
アートに詳しい方ならこのメンバーの凄さはわかるかと思いますが、今後の日本の現代アートシーンを牽引していくような作家さんばかりです。普段はこの価格ではまず買えないメンバーですし、そもそも買うことすら難しい作家さんもいます…。

淺井裕介

1981年東京生まれ アトリエでのアクリル画や油画の制作と並行し、様々なプロジェクトにおいて各地の土、マスキングテープ、埃、道路用の白線、小麦粉、鹿の血、などの画材を用いながら、条件の異なるどのような場所にも奔放に絵画を制作する作家、近年では 10m をゆうに越える壁画を多く発表し注目を集めている。

<アーティストコメント>
私たちは昼の間たくさんの情報を得て、そして夜夢の中で頭の中を整理するといいます、それは大人も子供も、もしかしたら動物達もをクリエイティブにする、すべての想像力の根源であると私は考えます、夢は誰しもを作家にします、いい時も悪い時も、私たちは皆目を閉じた世 界の中でとんでもない数の物語を日々作り出しています、朝起きる頃にはすべてを忘れているとしても。

本作は淺井が約8年間かけて制作した【絵本、ワニはなび】※の原画、『ワニねむる ぐーぐ ーねむる ワニのゆめ』というねじめ正一さんのテキストのために描かれたもの。 夏の夜の月の美しさを思わず我を忘れるほどに見上げたワニが、首が疲れてねむるシーン
※絵本 ワニはなび/福音館書店「こどものとも年中向き」2022 年 8 月号 作 ねじめ正一 絵 淺井裕介


梅沢和木

1985 年、埼玉県生まれ。武蔵野美術大学映像学科卒業。 インターネット上に散らばる画像を再構築し、圧倒的な情報量に対峙する感覚をカオス的な画面で表現する。CASHI 所属。
主な展示に、RICOH ART GALLERY「画像・アラウンドスケープ・粒子」(2021)、CASHI「黒の夢」 (2020)、ジェフリーダイチ「Tokyo Pop Underground」(2019)、東京都現代美術館「百年の編み手たち−流動する日本の近現代美術−」(2019)、ワタリウム美術館「HYPER LANDSCAPE 梅沢和 木×TAKU OBATA」(2018) など。
<アーティストコメント>
「キャラクター」と「人間」、前者に思い入れが偏っている人間なのですが、両方大事だなと実感することが多いです。
自分個人の表現内容だけでは間違いなく Art Can Save Us のような活動は出来ないので、作品で協力でき嬉しく思います。

岡田 佑里奈

1995 年 兵庫県出身。2018 年 京都造形芸術大学 卒業。2020 年 京都造形芸術大学修士課程 修了。
主な展示歴<個展>Art Fair Tokyo 2022 プロジェクツ部門(東京, 2022),「Walk in a dream 」 (ARTDYNE Tokyo, 東京, 2021)
<グループ展>「biscuit gallery first anniversary exhibition grid」(biscuit gallery, 東京,2022),「exhibition from shu」(biscuit gallery, 東京,2022)
「Up_01 」(銀座蔦屋書店 GINZA ATRIUM, 東京,2021),「TEZUKAYAMA GALLERY /VIEWING ROOM 」 (展示,大阪,2021),「y-Generation VII」(西武渋谷店,東京,2021),「Opening exhibitionI」
(biscuit gallery,東京,2021),「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2021」(京都文化博物館別館 他京 都,2021)「It’s gonna be AWESOME!」(YOD Editions, 大阪,2021)

<アーティストコメント>
コロナ禍が続いていますが、その中で苦しんでいる子供たちの力になれることを願って参加いたしました。このチャリティーを通じて、私の作品と願いがたくさんの人に届きますように。


小林エリカ

1978 年東京生まれ。
著書は小説「最後の挨拶 His Last Bow」(講談社)、「トリニティ、トリニティ、トリニティ」 (第 7 回鉄犬ヘテロトピア文学賞受賞)、「マダム・キュリーと朝食を」(第 27 回三島由紀夫 賞候補、第 151 回芥川龍之介賞候補)(共に集英社)。 コミックは”放射能”の科学史を巡る「光の子ども 1,2,3」(リトルモア)他。 はじめての絵本「わたしは しなない おんなのこ」(岩崎書店)を刊行。
“Trinity, Trinity, Trinity”はフランス語版が éditions Dalva から英語版が Astra House か ら刊行されている。 テキストと呼応するインスタレーション作品も手掛け、主な展覧会は個展「野鳥の森 1F」(2019 年、Yutaka Kikutake Gallery、東京)、グループ展に「りんご前線 — Hirosaki Encounters」 (2022年、弘前れんが倉庫美術館、青森)「話しているのは誰? 現代美術に潜む文学」(2019 年、国立新美術館、東京)、The Future との「Your Dear Kitty, the book of Memories」(2015 年、Lloyd Hotel and JCC、アムステルダム)、「The Radiants」(2015 年、Bortolami Gallery、 ニューヨーク)、など。

<アーティストコメント>
以前、児童養護施設に取材で伺ったことがあり、私にも何かできることがあったら嬉しいと思っていました。アンネ・フランクの言葉「わたしの望みは、死んでからもなお生きつづけること!」から生まれた作品です。


小林健太

1992 年神奈川県生まれ。東京と湘南を拠点に活動。
主な個展に「THE PAST EXISTS」三越コンテンポラリーギャラリー(東京、2022 年)、「Tokyo
Débris」WAITINGROOM(東京、2022 年)、「#smudge」ANB Tokyo 6F Studio1(東京、2021 年)、 「自動車昆虫論/美とはなにか」G/P gallery(東京、2017 年)、主なグループ展に「COMING OF AGE」フォンダシオン ルイ・ヴィトン(パリ、2022 年),「ハロー・ワールド ポスト・ヒ ューマン時代に向けて」水戸芸術館(水戸、2018 年),「GIVE ME YESTERDAY」プラダ財団 Osservatorio(イタリア、2016 年)など。2019 年には、マーク・ウェストン率いるダンヒル、 2020 年春夏コレクションとのコラボレーション、またヴァージル・アブロー率いるルイ・ヴィトン、メンズ秋冬コレクション 2019 のキャンペーンイメージを手がける。主なコレクションに、サンフランシスコアジア美術館(アメリカ)などがある。2016 年に写真集『Everything_1』、 2020 年に『Everything_2』が Newfave より発行。

<アーティストコメント>
自分自身にとって子どものときの体験が強く影響してることを顧みても、子ども時代の時間がもつ意味の濃さって測り知れない。子どもたちが触れたいものに触れることに、少しでも繋がったら嬉しいです。


島田萌

1995年 東京都出身
2019年 東京藝術大学絵画科油画専攻卒業卓越した描画力で、複雑かつ難解なデジタルエフェクトを施した画像モチーフを精巧に描くオイルペインター。肉眼では見えない色彩や歪みを、デジタルツールを介する事でより現代的なリアル感を持って露出させ、油彩の深く重厚的な発色に共鳴させる。 主な展示に、個展「RAT-2 (2021)」、「mellow (2018)」(共にTHE blank GALLERY)、「Art Fair Tokyo 2022」(東京国際フォーラム)、グループ展「EVERY ANGEL IS TERRIFYING (2022)」 (Plan X Gallery, Italy)、「WAVE 2021」(アーツ千代田 3331)、「ブルーピリオド×ArtSticker
(2021)」(koe 渋谷)ほか、著書「スピッツ論 「分裂」するポップ・ミュージック」の装丁を 手がける。

<アーティストコメント>
世の中には色々な境遇で暮らす人達が居て、私には想像も出来ない日々を送る子供達がいる事を、あまり考える機会はありませんでした。いま、私に出来ることは多くはありませんが、私の作品が少しでも子供達の笑顔に役立つのなら嬉しいです。


NAZE

1989 年生まれ。触覚的な筆致で描かれるドローイング、スプレーやコラージュを用いたペインティングや壁画、廃棄物を使ったオブジェなど、様々な表現を往復しながら作品を創り続けている。contact Gonzo としても活動中。

<アーティストコメント>
子どもたちにとってクリスマスは特別な記憶になると思います。どこかでプレゼントを開ける子供たちの笑顔に、この絵が繋がっていると思うと嬉しくなって筆も踊りました。このような機会を頂き、ありがとうございました。


平子雄一

1982 年岡山県生まれ、東京都在住。2006 年にイギリスの Wimbledon College of Art, Fine Art, Painting 学科を卒業。日本以外に、台湾、中国、韓国、オランダ、デンマーク、シンガポール、フィリピンなど、国外でも精力的に発表を続ける。 植物と人間の共存について、そしてそこに浮かび上がる関係性への疑問をテーマに、ペインティングを中心としながら、ドローイングや 彫刻、インスタレーション、サウンドパフォーマンスなど、多岐にわたる表現方法で作品を発表。「自然」の意味を問う制作活動を行なっている。

<アーティストコメント>
初回に引き続き今回も参加させていただく事になりました。この企画の収益でクリスマスを少しでも楽しく過ごして欲しいです!


細倉真弓

1979 年京都生まれ 触覚的な視覚を軸に、身体や性、人と人工物、有機物と無機物など、移り変わっていく境界線を写真と映像で扱う。立命館大学文学部、及び日本大学芸術学部写真学科卒業。 主な個展に「Sen to Me」(2021 年、Takuro Someya Contemporary Art、東京)、「NEW SKIN |あたらしい肌」(2019年、mumei、東京)、「Jubilee」(2017年、nomad nomad、香港)な ど。写真集に「NEW SKIN」(2020 年、MACK)、「Jubilee」(2017 年、artbeat publishers)、 「transparency is the new mystery」(2016 年、MACK)など。

<アーティストコメント>
普段生活していると自分の作っているものや行動が直接的に誰かのためになるという感覚がなく自分勝手にものづくりをしてしまいます。ですがこのような機会によって少しでも行動できる選択肢を与えられた気がして少し気持ちが自由になりました、ありがとうございます。作品はフォトグラムをベースにした作品で、人間の中にある動物の魂のようなものをイメージして います。


森洋史

森洋史は 1977 年東京都生まれ。2013 年東京藝術大学大学院美術研究科油画技法・材料修士課程修了。パロディの手法を使って作品制作を行う。宗教画の伝統的な黄金背景を、最新技術の UV 印刷によってマンガ風に変換するなど、古典やポップ・アートの名画、またアニメやマンガ、 ゲームからの引用といった既存のイメージを組み合わせて「いたずら」を仕掛けた作品を通して、アートにおけるオリジナルとは何かを追求している。
主な個展に、2021 「MORYGON KEWPIE」(銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM、東京、2021)、「Dot X Square」(WK GALLERY、北京、2021)、「MOSHA」(銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM、東京、 2020)、「hyperfabric」(MEDEL GALLERY SHU、東京、2019)、「Metafiction」(銀座蔦屋書 店アートウォールギャラリー、東京、2018)、「LAUGHING QUIETLY TO MYSELF」(Art Experience Gallery、香港、2018)などがある。

<アーティストコメント>
貧困や虐待で困っている子供たちのためのチャリティ企画ということで、少しでも力になれたらと思い参加させて頂いています。 アートを買う行為によって恵まれない子供たちへの寄付になる、シンプルでありながら、なんて素晴らしい企画でしょうか。 この企画を聞いた時、超音速で賛同致しました。よろしくお願い致します。


やましたあつこ

1993 年愛知県生まれ。2018 年 東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業。 幼少期の体験に基づいて創生したパラレルな世界を油彩、日本画材を使いながらドローイング的な柔らかい筆致で絵画に起こし、一貫して「邪魔のない幸せ」を描いている。主な個展に「王国のベール」(GINZA SIX 銀座蔦屋アートウォール, 東京, 2022)、「once upon a time」(NADiff a/p/a/r/t, 東京, 2021)、「Utopia」(TAKU SOMETANI GALLERY, 東京, 2020)、主なグループ展に「式畫廊開幕首 展」(SAN GALLERY, 台湾, 2022)、「”Ampersand”旧图像世的挽歌」 (東京画廊+BTAP|北京, 中国, 2022)、「TAION: when we talk about our world」(Spiral Garden, 東京, 2021)など多数。主な受賞歴に「シェル美術賞2018 藪前知子審査員賞」、「第4回CAF賞入選」があり、 また作品は愛知県美術館にパブリックコレクションとして収蔵されている。

<アーティストコメント>
私は邪魔のない幸せをコンセプトに制作しています。 解釈は人それぞれではありますが、偏見がなく自由であることと思ったりしています。 私の絵が Art Can Save Us によって少しでも力になることができれば、私の考える世界の接点になるかもしれない。
この機会を頂けてとても嬉しいです。


素晴らしい作家の作品を比較的安価で、そしてチャリティーとして購入できる貴重なチャンスです。アートを購入したことが無い方にもおすすめですので挑戦してみてはいかがでしょうか。

この素晴らしいプロジェクトを通じて、児童養護施設の子供たちに沢山のプレゼントが届くように、皆さんもサンタクロースになりましょう!

作品販売サイトはこちら

【寄付について】
チャリティサイトで抽選販売し、得られた売上から必要経費をのぞいた全額を、一般財団法人 日本児童養護施設財団による児童養護施設サポート事業「あしながサンタ (https://ashinagasanta.org/)」へ寄付させて頂きます。「あしながサンタ」は全国の児童養護施設から寄せられる子どもたちへのクリスマスプレゼント代の支援を行っています。寄付総額は 2022 年内にサイトにて報告いたします。【ジークレープリントについて】
ジークレープリントは、徳川印刷(東京都江東区)協力のもと、チャリティ価格でご提供頂くことができました。徳川印刷のジークレープリントは原画の世界観をそのまま再現し、高精細 で重厚感・高級感のある仕上がりになります。保存性が高く、美術品として世界中で認められ ています。

【主催者より】
一般社団法人 Art Can Save Us では、前回、ギャラリーやアーティスト、印刷会社、購入者 様のご支援により総額 220 万円の寄付が実現できたチャリティ企画を、今後も子ども慈善事業を支援する企画として定期開催したいと考えております。 「子どもにとって、クリスマスは特別な 1 日であってほしい」、この想いのもとに「第 2 回 Art Can Save Us 2022」を開催させていただく運びとなりました。
ご購入者様にとって価値あるものへの投資として、憧れのアーティストの作品をコレクションするきっかけの一つとして、また日本では馴染みの少ないアートチャリティの購買体験をしていただきたくきっかけをご提供できる企画となっております。 またこの企画を機に、あしながサンタ事業の活動を知って頂き、今年のクリスマスは「第 2 回 Art Can Save Us 2022」のジークレープリントをお楽しみいただければ幸いです。

【販売について】
2022 年 10 月 8 日(土) 20 時サイトオープン予定、抽選申し込み開始 2022 年 10 月 16 日(日)23 時 59 分抽選申し込み終了
2022 年 10 月 20 日(木)抽選結果ご連絡
▼サイト情報
URL: https://artcansaveus.base.shop
Instagram : @artcansaveus2020

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