SBIアートオークション 2022.29
Modern and Contemporary Art
今回も恒例の”当たらない”オークション予想をしていきたいと思います。
第48回 SBIアートオークション|モダン&コンテンポラリーアートセール
【開催日程】
[Lots. 250-500] 2022年1月29日(土)13:00 –
今回は、1日目(1月28日)にエディション作品の出品が多いので、2日目(1月29日)の出品作品の落札額を予想していきたいと思います。
管理人予想価格 470万円
昨年のSBIでは、2012年の70×60cmの作品が483万円で落札されています。今回は同じく2012年の作品ですがサイズが80×90cmと少し大きい作品です。サイズだけで考えると500〜600万円くらいになりそうですが、前回と同じ、もしくは少し低めが妥当な気がします。
管理人予想価格 32万円
画像で見ると大きい作品に見えますが、かなり小さい作品。小作品は作家さんの実力を示す一つの要素だと思いますが、小さい画面にこの迫力、この作品は梅沢さんの実力を示す良作ではないでしょうか。
管理人予想価格 1000万円
去年のPHILLIPSでは、ほぼ同じ年代の76×61cmの作品が約420万円で落札されていましたが、この作品は152cmとその作品と比べるとかなり大きな作品です。また、昨年のpolyオークションでは、2018年の作品ですが、同じサイズの円形作品が約1500万円で落札されていました。個人的には、モチーフ的にpolyオークションの作品の方がいい作品に思えるので、今回は1000万円から1200万円くらいになるのではと予想しています。
管理人予想価格 280万円
2019年のSBIで、ピングーモチーフのほぼ同じサイズの作品が約240万円で落札されています。今回もこの辺りの価格で落札されれば、プライマリーとそれほど差は無いのかなと思いますが、だんだんとPixCellは手に入れにくくなってきているので狙っている方は多いかと思います。小さいPixCellを探している方はチャンスですね。
管理人予想価格 160万円
白黒以外のDirectionがセカンダリーに出てくるのは珍しいですね。2017年、2018年あたりに薄い色味のDirectionをよく作られていた印象ですので、これから少しずつ出てきそうですね。いいサイズですが、白黒ほど上がらないのかなと思います。
管理人予想価格 700万円
1/21のChristie’sでは、45.7cm×53.5cmのペインティングが、約530万円ほどで落札されていました。Estの中間よりも少し下の金額で落札されていたことを考えると、この作品もそのあたりの価格で落ち着くかなと思います。
管理人予想価格 550万円
去年のSBIでは、ほぼ同じサイズの作品が529万円で落札されていました。今回もそれを上回る価格で落札される可能性も十分にあるかと思います。
管理人予想価格 310万円
18×18cmとかなり小さい作品。過去にあまり近い作品は少ないのですが、2020年のSBIで、27.3×27.3cmの同じシリーズの作品がEst 40万〜70万に対して、299万円で落札されていました。当時よりも人気は上がっていますので、サイズ的に小さくてもそれ以上の価格になる可能性も十分にあるかなと思っています。
管理人予想価格 1500万円
花井さんの作品は60cm台の作品が出品されることが多いですが、今回は91×91cmの作品です。前回のSBIでは65×65cmの作品が、1069万円で落札されました。海外での展示も増え、注目度も以前よりも増している事を考えるとかなり上がるのではないかと予想しています。
管理人予想価格 980万円
前回のSBIでは、この色違いの作品が954万円で落札されました。ペインティングも85.5×58.5 cmと意外と大きいですし、バッグも作品になっているので、村上隆のユニークピースとしては抑えめな価格の印象でした。今回も似た価格になりそうですね。
金巻さんの原点となる作品のようです。ご本人のSNSの投稿を見ていると、今回の出品されている作品は、この時期に作られた4作品のうちの1つで、2作品は国内、2作品は国外のようです。かなり貴重で重要な作品だと思いますので、いいコレクターさんの手に渡るといいですね。
管理人予想価格 60万円
品川さんがついに出てきましたね、人気すぎて今は4年とか5年待ちの状態だと聞いたことがあります。プライマリーはまだまだ安いですが、欲しくても手に入らない事を考えるとこのEstの価格はありえないかなと思います。
管理人予想価格 80万円
私もコレクションしている山本捷平くんが出品されてしまいました。確か台湾の個展の時の作品ですかね。色味もいいですしサイズもいい、モチーフも可愛いので、競り合いそうですね。欲しいな…
管理人予想価格 28万円
こちらも私がコレクションしており、コレコレ展にも出展して頂いた作家さんです。最近、関東圏での展示も増え、コレクターからの注目度も高まってきた段階での出品。少し早い気もしますが、どうなるか
作品はかなり大きく、飯田さんらしさがしっかりと表現された素晴らしい作品ですね。Est範囲内だとプライマリーより安いと思うので、この範囲内での落札はないように感じますが、サイズが大きいのがどう影響するか…
管理人予想価格 36万円
これもEstが低すぎる気がします。去年のSBIでは18.5×26.1cmの紙にアクリルの作品が18万4000円で落札されています。今回は65.2×65.2cm、キャンバスに油彩、モチーフもいい、と条件は揃っているので倍くらい行くのではないかと思います。
Est 2000万円〜3000万円
管理人予想価格 3200万円
別シリーズの作品ですが、今年のChristie’sで、同じサイズの作品が約4000万円で落札されています。この作品は代表的なモチーフではありませんが、ドットとネットの要素を組み合わせてアムステルダムの運河を表現している面白い作品ですね。
管理人予想価格 220万円
いい作品ですね。中西さんの作品はEst中間から下限の間で落札されることが多い傾向です。小さい作品かすごく大きい作品が出品されることが多いので、今回の作品はサイズ的にいいサイズ感かと思います。
管理人予想価格 70万円
ポスターとかだと割と流通していますが、トゥオンブリーの作品が出てくるのは珍しいですね。昨年のArtcurialでは、この作品が約55万円で落札されていました。国内の流通量を考えるとそれよりは上がるのではないかと予想します。
管理人予想価格 330万円
このシリーズの個展をする事で話題となっていましたし、このシリーズに関しては発表時よりSNS上で賛否両論ありましたが、昨年のBonhamsでは220万円、今年のPHILLIPSでは、約410万円と高騰しています。
管理人予想価格 25万円
単調になりがちなジャンルですが、DIEGOさんは表現方法が多彩で、非常に楽しみな作家さんですね。サイズは36.5×36.5cmと小型サイズですが、DIEGOさんらしい可愛いキャラクターが描かれています。個展も非常に話題になっていたことから、Estの価格は超えてくると思います。
管理人予想価格 120万円
数年前、なんでも鑑定団に出ていた作品でしょうか?大阪の「日本万国博覧会」せんい館で展示されていたシリーズのようです。廃棄されている作品も多く、かなり貴重な作品のようです。昨年のSBIでは四谷シモンの作品が414万円で落札されていました。この作品はダメージもあるようなので、その辺りがどの程度影響するか。
管理人予想価格 100万円
同じシリーズのカルタ作品が、昨年のSBIでは111万円で落札されていました。エディションですが、PixCellの中では恐らく最も安く、このあたりの価格で買える作品はもう出てこないかと思います。狙い目です。
以上、SBIアートオークションの予想記事でした。