「DELTA 2021」
「DELTA 2021」に行ってきました。
ひと言で言うと、とてつもないアートフェアでした。
TEZUKAYAMA GALLERYの岡田慎平さんとDMOARTSの高橋亮さんが主催で昨年の8月に開催された「DELTA Experiment」。
その後も「DELTA Exhibition」、「WHAT CAFE × DELTA exhibition ‘EXPANSION’」と大阪・東京で開催され、今回が4回目の開催となります。
今回は、大阪の港区にあるシーサイスタジオCASOを舞台に規模を拡大して開催されていました。。
かなり天井高の高く、広さのある空間であったことと、各ギャラリーの出展作家がクセの強い作家ばかり(褒め言葉ですw)でしたので、アートフェアというよりは、ゴリゴリに攻めた美術館のような展示でした。
これ買えるの?っていう作品もチラホラ…笑
脳がピリピリ痺れるような最高のアートフェアでした。
たかくらかずきさんの作品を初めて拝見しました。デジタル三途の川、地獄の門番ケロベロス、仏花、墓参り、仏壇、など墓がテーマになった作品群ですが、墓という一つの器を、昨今のアートを取り巻く状況に見立てて表現されているようです。インパクトが先行する作品ですが、非常に考え抜かれた作品で、クレバーな作家だと思いました。今後の活躍が楽しみですね。
松村咲希さんの作品の良さは画像ではうまく伝わらないのが残念ですが、今回の作品群は円が多用されており、円と円で無い部分の境界線がはっきりとしていたことにより、いつもよりも奥行きが感じられる作品でとても良かったです。モノクロの作品はとても久しぶりに観た気がします(初めて拝見した時の個展ではモノクロ率が多かった)。
やっぱり井田さんはいいですね。流石のクオリティでした。
そして何より面白かったのが、以前東京の展示用に作ったVRの仕掛けが、バグによりなぜか会場で発生する状態になっており、VRを見るアプリを起動してカメラ越しに会場を見ると、巨大な井田さんの彫刻作品が会場に出現するカオスな状態でした。
MAKI Galleryの田村拓郎くんの作品が最高でした。MAKI Gallry所属になってからの1年間でとてつもなくクオリティが上がっており、十分世界で戦える作家だなと思いました。
谷本真理さんは陶器の作品のイメージの作家さんでしたが、最近平面を始められたようで今回初めて拝見しました。悲しげだけど暖かさも感じる不思議な雰囲気でとても良かったです。
- TEZUKAYAMA GALLERY
- DMOARTS
- EUKARYOTE
- FINCH ARTS
- FL田SH
- haku
- HARMAS GALLERY
- Tomio Koyama Gallery
- LEESAYA
- LOKOGALLERY
- MAKI Gallery
- PARCEL
- TAV GALLERY
- The Third Gallry Aya
- VOILLD
プレビュー:25日(木) 16:00-19:00 ※招待者、関係者のみ入場可
一般公開: 26日(金) 14:00-20:00 27日(土) 12:00-19:00 28日(日) 12:00-18:00会場シーサイドスタジオCASO
〒552-0022 大阪市港区海岸通二丁目7-23
アクセス:大阪メトロ中央線「大阪港」駅より徒歩7分
(JR大阪駅/大阪メトロ梅田駅から電車で約20分)主催:DELTA Executive Committee (岡田慎平 / 高橋亮)