「SBIアートオークション「LIVE STREAM 2021.9.17-18」
来週、SBIアートオークションが開催されます。
今回も恒例の当たらないオークション予想をしていきたいと思います。
開催日程:
[Lots. 001-194] 2021年9月17日(金)15:00 –
[Lots. 195-415] 2021年9月18日(土)13:00 –
入札受付期限:
[Lots. 001-194] 2021年9月16日 (木) 17:00迄
[Lots. 195-415] 2021年9月17日 (金) 17:00迄
YouTubeでの動画配信
>> SBIアートオークションライブストリーミング
※数秒遅れての配信となります。入札される方はLive Auctionをご利用ください。
LOT.073 中村萌
運営者予想価格:98万円
昨年のフィリップスでは、ed.130のマルチプルが約70万円程度で落札されました。昨年と比べても国内外での注目度は上がっており、東京でも展示を開催中であることから高騰してきそうですね。
LOT.085 名和晃平
運営者予想価格:290万円
名和さんの作品集特装版のマルチプルの1番人気である青い鹿が出ましたね。以前、赤い鹿は276万円で落札されていましたが、今回は青なのでもっと人気が出そう。しかし、このvelvetのマルチプルシリーズ3年間転売禁止なのにオークション出まくりですね。
LOT.137 アンディ・ウォーホール
運営者予想価格:80万円
昨年のPHILLIPSでは、このシリーズ4枚セットの作品が出品されており、350万円程度で落札されていました。このシリーズはウォーホルの作品にしては手頃ですが、手彩色されているため半分ユニークのような作品でとても貴重で狙い目なシリーズかと思っています。
LOT.180 東松 照明
運営者予想価格:140万円
東松さんの作品は、今年の4月のSBIではEst上限の3倍以上、去年のSBIではEst上限4倍以上の価格で落札されるなど、非常に安定した人気です。今回もいい作品ですがゼラチンシルバープリントではなくインクジェットプリントなので、少し価格は落ち着くのかなと予想しています。
Lot.195 今井麗
運営者予想価格:130万円
似たサイズ感の似たモチーフの作品が昨年のSBIでは63万円で落札されています。一年経過し、より人気が高まってきている感がありますのでこのくらいの価格は行きそうですね。
Lot.197 平子雄一
運営者予想価格:85万円
今年の香港のBONHAMSで出品された平面作品2作品はEst範囲内で落札。昨年のBONHAMSではEst上限の7倍、SBIではEst上限の2倍で落札されるなど、作品によって落札価格に差が生じている健全な状態です。コレからも着実にマーケットで評価されてきそうですね。
Lot.198 松山智一
運営者予想価格:950万円
5月のChristie’sでは 366×182.5 cmの大作が、約424〜706万円のEstに対して、約4593万円で落札されるなど、アジアでの人気が凄まじくなってきました。今回の作品は個人的には今までの作品で一番いいように思いますので、争奪戦になると予想しています。
Lot 200 山口歴
運営者予想価格:350万円
6月のSotheby’sでは大作が623万円で落札されました。本当に良い作家さんですが今回の作品は個人的には少し微妙かなと…やはり前回のSBIの作品のような躍動感のある作品がいいですね。
Lot.201 LY
運営者予想価格:250万円
昨年のSBIでは同じサイズの円形キャンバスの作品が212万円で落札されていました。今年に入って価格の上昇率も増加してきていますので上がってくるのかなと思っています。
Lot.207 MADSAKI
運営者予想価格:750万円
MADSAKIさんのユニーク作品は、作品によって落札価格の幅が多い印象です。インパクトのあるモチーフの作品では上限の2倍くらい行くことが多いですが、この作品はどうでしょうね。
Lot.209 KYNE × 山口歴
運営者予想価格:190万円
この作品はユニークエディションの作品ですが、4月のSBIでは180万円で落札されていました。山口歴とKYNEの最も勢いのあるアーティスト二人のコラボレーションなので、もっと払っても欲しい方もいるでしょうね。
Lot.210 名和晃平
運営者予想価格:150万円
名和さんの平面作品ってまだまだ落ち着いた価格で落札されていますが「Direction」のシリーズは上がってきた印象です。それでも今後この価格では買えなくなるでしょうね。黒とシルバーの組み合わせも最近ではあまりみないので貴重です。
Lot.214 小牟田悠介
運営者予想価格:25万円
小牟田さんいいですよね。SCAI THE BATHHOUSEで個展開催中ですが、プライマリーだとこの価格では買えないと思うので狙い目かと。
Lot.217 佐藤翠
運営者予想価格:35万円
いやーいい作品ですね。欲しい。佐藤さんは昨年のSBIでEst上限25万円の作品が39万円で落札されていました。その時よりも人気がでそうな作品ですので、少し上がりそうですね。こういう作品が正当に評価されて欲しいですね。
Lot.234 ロッカクアヤコ
運営者予想価格:750万円
ロッカクアヤコの名前が知られるようになった2006年のVolta Show02 バーゼル・アートフェアのライブペインティングの作品ですかね?当時は100枚以上を描き完売となったようですが、非常に安価で販売されていたようですね。同じ時期の同じような作品が今年のChristie’sで450万円と800万円で落札されていました。
Lot.236 奈良美智
運営者落札予想:450万円
似たようなサイズ感のドローイングが4月のSotheby’sで出ていましたが270万円ほどでした。Est上限を大きく超えていくことはそこまで多くない印象。Est範囲内(後半)に収まるのかなと思っています。
Lot.277 加納光於
運営者予想価格:35万円
いい作品が出ましたね。美術館に収蔵されて欲しい作品ですが、美術館の状況を考えると難しいでしょうから、しっかりとしたコレクターに持ってもらいたい作品ですね。資金があれば入札したいですね。
Lot.278 山田正亮
運営者予想価格:28万円
こちらも個人的に好みの作品。山田さんはもっと評価されてもいいと思うんですけどね。飾るのにもいいサイズ感ですし、とても綺麗な作品ですので、自宅に飾りたいですね。似たような「Work E.p 428」が昨年のSBIで27万6000円で落札、「Work E 130」が60万9500円で落札されていました。
Lot.283 草間彌生
運営者予想価格:3000万円
小さなサイズの網の作品です。草間さんを象徴する黄色と赤色で構成されており、小作品ながら草間さんの世界観を感じることができる作品ですね。網などの抽象的な要素が強い作品は大きい作品でこそ草間さんのパワーを感じれますが、普通の人には手が出せないレベルまで価格が上がってきていますので、小作品のユニークピースを探されている方は狙いに行ってもいいかもしれません。比較にならないかもしれませんが、6月のSotheby’sでは似たようなサイズの黄色い南瓜の作品が5000万円近くの価格で落札されていました。
Lot.296 エドガー・ブランズ
運営者予想価格:500万円
ここ数年の人気が凄まじい作家です。7月のChristie’sでは、約220〜330万円のEstに対して約1800万円近い価格で落札、8月のPHILLIPSでは約260〜390万円のEstに対して約1500万円近い価格で落札されました。今回もかなり競るのではないでしょうか。
以上、オークション予想でした。
参考にせずにお楽しみ程度でお願いいたします。