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【今週の気になったアートニュース】2020.6.26

 

UNIQLOがテート・モダンとパートナーシップ締結

UNIQLOといえば、ニューヨーク近代美術館・ボストン美術館・バルセロナ現代美術館・ルーブル美術館とパートナーシップ提携を結んでいることで有名ですが、新たにロンドンの現代美術館「テート・モダン」と3年間のグローバルパートナーシップを締結したことが発表されました。

MoMAでは、毎週金曜夕方の入館料が無料になる「ユニクロ・フリー・フライデー・ナイト」が開催されたり、併設されたMoMAストアで所蔵作品がプリントされたUNIQLOのTシャツ(UT)が発売されていたりと、UNIQLOの名前がかなり目立っていましたが、今回はテート・モダンとどのようなことをしてくれるのか楽しみですね。

UTは確実に出るでしょうが、リヒターのUTとか出ないかな…

マーク・マンダース作品の特別展示

東京都現代美術館が、「MOTコレクション」展においてマーク・マンダースによるインスタレーション「保管と展示」を公開するようです。

「マーク・マンダース ―マーク・マンダースの不在」がコロナ禍で会期が短縮したことを受けて全く異なる構成で特別展示するようで、7月17日から10月17日まで開催されるようです。

去年から金沢のミヒャエル・ボレマンスとの二人展や、東京都現代美術館での個展など、マンダースの作品を連続して日本で見ることができる奇跡のような状況なので、是非観ておきたいですね。

山口晃のパブリックアートが東京メトロ銀座線日本橋駅に設置

山口晃が原画、制作監修を務めた大型ステンドグラスのパブリックアート『日本橋南詰盛況乃圖』が7月1日から東京メトロ銀座線日本橋駅B1出口付近に設置されるようです。

縦約2.1m×横約6.0mの巨大な作品で原画制作に約3年かかり(遅筆の山口さんらしいエピソード)、ステンドグラス自体も約75種類、1182ピースのガラスで構成され、職人6人が約1年をかけて制作したとのこと。

山口晃さんの鳥瞰図構成の作品、本当に好きなんですよね。版画ですが私もコレクションしています。恒久展示かと思いますので、東京に行った際は観てみたいですね。

大阪での「表現の不自由展」、会場側が利用承認取り消し

大阪市内で開かれる予定だった「表現の不自由展・その後」の出展作品の展覧会が、会場の指定管理者が利用承認を取り消したようです。

「表現の不自由展・その後」といえば「あいちトリエンナーレ2019」で展示が一時中止となった企画展ですが、今回の会場である「エル・おおさか」に、展覧会の宣伝が始まった今月中旬以降、抗議のメールや電話が殺到、玄関前での抗議活動も行われたようで、開催当日の安全確保が難しいと判断したようです。

いろいろな意見があると思います。展覧会を観た上での批判や抗議をしているのであれば納得はできるのですが、どうなんでしょうか。

皮肉にも展覧会のタイトル通りの結果となりそうですね。

 

 

 

 

 

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