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【アートレビュー】新鋭作家の新たな挑戦 – 新宅加奈子「FLOW」

新宅加奈子「FLOW」

新宅加奈子さんの個展「FLOW」が、大阪のギャラリー +2art で開催されていましたのでお伺いしてきました。

新宅加奈子さんは、京都芸術大学(旧:京都造形芸術大学)出身で、絵具を自らの身体に纏うパフォーマンスが有名なアーティストです。

2020年は、「IAG AWARD 2020 奨励賞」「NONIO ART WAVE AWARD2020 ペインティング部門グランプリ」「京都府新鋭選抜展NHK放送局賞」の受賞や、 ANTEROOM NAHA(THISIS)SHIZEN で作品が常設されるなど、近年非常に注目を浴びています。

新宅加奈子アーティストインタビューはこちら

今回の展示作品は、代表的なパフォーマンスの写真作品ではなく、ペインティング作品が中心の展示でした。

パフォーマンスでは自身の体を一種のキャンバスのようにして、独自に配合されたカラフルな絵具を纏っていましたが、今回の新作では、キャンバスを床に並べてパフォーマンスを行い、その際に垂れた絵具の痕跡をそのままキャンバスに定着させた作品です。

意図的に構図を考えて描くのではなく、行為の痕跡といえるので、非常に抽象的でありながらも、有機的で生命力を感じさせる作品でした。

展示風景

また、今回はジャスモナイトを用いた立体作品も展示されていました。こちらも新宅さんの身体に定着していた絵具を特殊な方法で剥がして作品化しています。

カラフルな面をあえて後ろに向けてチラリと見せているところや、画像では見えないですが、表の白い面も新宅さんの皮膚の質感が感じられ、とても素晴らしい作品でした。

新宅さんの新たな挑戦となる素晴らしい展示でした。

皆様是非。


新宅 加奈子 |FLOW

2021 06/02(水) ー 06/12(土)  PM 1〜7 日・月・火休廊

http://www.plus1art.jp/Ja_+2/+2CURRENT.html

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