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【アート情報】子供と楽しめるアートプロジェクト「みどりの部屋プロジェクト(大地の芸術祭作品)」

「みどりの部屋プロジェクト(大地の芸術祭作品)」

新潟で3年に一回開催される「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」

私も2015年の第6回に参加しましたが、本当に素晴らしい芸術祭でした。私個人的には、コロナ禍が落ち着いたら行きたいアートイベントぶっちぎりの第1位です。

今回はコロナ禍により、開催が延期となってしまっていますが、オンラインで参加できるイベントを見つけましたので今回は紹介させていただきます。

「みどりの部屋プロジェクト」は、東京工科大学デザイン学部教授の酒百 宏一さんのプロジェクトです。

酒百 宏一さんはフロッタージュという描画技法を駆使した制作で作品づくりを続けており、主に地域における土地と人の営みの記憶を住民との協働によってかたちにするプロジェクトを各地で展開されています。

フロッタージュ
→木、石、硬貨など、表面がでこぼこした物の上に紙を置き、例えば、鉛筆でこすると、その表面のでこぼこが模様となって、紙に写し取られる。このような技法およびこれにより制作された作品をフロッタージュと呼ぶ。

「みどりの部屋プロジェクト」は本来、現地で参加するプロジェクトですが、コロナ禍でも皆さんが参加できるように、郵送で参加できる方法で、現在参加者を募集しています。

参加は無料でキットが送られてくるのようで、以下の流れで進めていくようです。

<メールで参加申し込み>
・氏名 ・送り先(郵便番号・住所・電話番号) プロジェクトの進行上1ヶ月以内に返送。参加費や返送費は無料。

<届いた制作キットで制作>
葉っぱの台紙2枚、用紙5枚、みどりの部屋の色鉛筆3本、ダブルクリップ2つ、制作のしおり、限定ポストカード、返送用スマートレター

<ポストに投函>
セットが届いてから1ヶ月の間に制作に取り組み、制作した葉っぱと葉っぱの台紙、色鉛筆、ダブルクリップを返送用のレターパックに入れてポストに投函。到着後「みどりの部屋」のみどりの一部となります。

コロナ禍でなかなか出かけられないご時世ですが、自宅で安全に楽しむことができるプロジェクトですし、お子さんでも楽しめますので、気軽に参加してみてはいかがでしょうか。

撮影者すべて:海老江重光

みどりの部屋プロジェクト参加者募集ページ

「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2021 」参加作品、人々の手でつくられる葉っぱで成長し続ける酒百 宏一「みどりの部屋プロジェクト」。2006年から展開してきたこの作品のきっかけは、この土地の長く厳しい冬の間に「みどり」に囲まれる部屋で少しでも元気になってほしいという想いから生まれました。そして絶えず新しい葉っぱが生まれ変わっていく自然のみどりのようにこの「みどりの部屋」も新しい葉っぱを増やし続ける作品として現在に至ります。このコロナ禍でも変わらずに営みを続ける自然と呼応するようにこのプロジェクトも営みを続け、コロナに負けない「みどりの部屋」を多くの参加者とつくりたいと思います。ご参加お待ちしております。

酒百宏一 公式HPより引用

大地の芸術祭公式HP

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