もう終了してしまいましたが、大阪のFMラジオ局、FM802のオフィスで開催された「ART in OFFICE “SESSEN”」をレビューしていきたいと思います。
小谷くるみ
今回ももちろん完売でした。人気すぎてリストが埋まってるようで中々普通には買えなくなってきていますね。
作品は流石のクオリティーでしたが、外光が当りすぎて落ち着いてみられませんでした。ラジオ局の会議室なので致し方ないのでしょうが…
田村琢郎
田村琢郎さんは代表的な立体作品と平面作品を展示していました。
アスファルトがキラキラ輝いていて綺麗でした。実際に道路で使われるような本物のアスファルトと溶融シートが使われているようです。
何回か拝見したことがありますが、やはりこの熊は可愛い… 欲しい
藤井桜子
初めて拝見した作家さんです。抽象的なシリーズの作品と女性の顔をモチーフにした作品を展示していました。
抽象的なシリーズの作品は油を用いたアンコントロールな方法で制作されているようです。山のようで非常に美しい作品で、表面的な美しさは感じましたが、少しコンセプチュアルな部分で感じるものが少ないように感じました。そのあたりを詰めて行ければ面白くなりそうな作家さんだなと思いました。
安田知司
安田さんは数年目にアンテルーム京都で拝見しましたが、当時よりもモチーフの面白さや、色の細かさが進化しているように感じます。
近くで観ると全くモチーフが分かりませんが、離れる or カメラ越しでみるとモチーフがぼんやりと見えてきます。
近くてみるとなんか美味しそうに観えました(おやつの時間だったからかも…)
今回は、残念ながら展示空間が狭すぎるが故に、離れて観れずモチーフが分かりにくかったです。制約された条件での企画でしたので仕方がないですね。
上の画像は、下の画像の右側の作品と同じです。
YUGO.
初めてみた作家さんです。どちらかというとCDのアートワークなどイラストのフィールドで戦っている印象ですが、予想外によかったです。人気出てきそうですね。
松村咲希
今回の松村さんの作品、抜群によかったです。
色のバランスが絶妙で、様々な技法や色味がキャンバス上に盛り盛りなんですが、煩くないんですよね。
なんか激しいけど落ち着いている感じ…不思議です。
100号の大作が売れていました。私もすごく欲しい作品がありましたが…
いい作家さんばかりでしたし、会社のオフィスで展示する等試みが、苦労もあったと思いますが、非常に新鮮でした。
今後も継続してほしいなと思わせる企画でした。