皆様ニュース等でご存知かと思いますが、
愛知県の大村秀章知事が、新型コロナウイルスで影響を受けている若手作家を支援するため、今年度から3年間にわたり美術品等取得基金に1億円の購入枠を設けて若手作家の現代美術作品を重点的に購入するという前例のない施策を打ち出したようです。
今年度は6000万円を活用して約30名から作品を購入予定で、その第1弾として、若手作家15人の41作品を購入したようです。
最近、美術館のコレクションを調べていますが、特に公立の美術館は、近代・近現代アートの作家や、現代アートであってもベテラン作家や既に評価の定まった作家のコレクションが中心となっていることが多い印象です。
もちろん公立の美術館というところで、そうせざるを得ない部分があるのでしょうが、あまりにも若手作家のコレクションが少な過ぎるのでは無いかと感じていました。
今回、愛知県が発表した収蔵作家の平均年齢は34.7歳と非常に若く、今後の現代アートシーンの中心となっていくであろう期待の世代です。
今後、愛知県だけではなく、全国でこのような取り組みがドンドン広がってくれればいいですね。
収蔵された作家さんと作品名、オフィシャルサイト(見つけれなかった場合は所属ギャラリーのサイト)を以下にまとめてみます。
https://imamurafumi.weebly.com
https://mitsunorikimura.blogspot.com
https://pocopuu.net/index.html
https://www.kenjitaki.com/artists_j/tajima_j.html
http://motoyamayukari.net/index.html
https://atat000x.wixsite.com/siatsuko
http://takuya-yamashita.com/top
https://nanakoyamada.jimdofree.com
かなりいい作家が揃ってますね。
私が個人的に嬉しかったのが本山ゆかりさんです。
注目している作家で、以前アーティストインタビューも取らせて頂きました。
つい3日前に、本山ゆかりさんのドローイングを2作品コレクションした所だったので驚きました。
あと、今回収蔵された「Ghost in the Cloth (芍薬)」は、本山ゆかりさんの作品の中で一番欲しいと思っており少し悩んでいた作品です。
若干悔しい思いもありますが、いいところに収蔵されてよかったです。
めちゃくちゃいい作品なので、公開される際は是非観てください。
次回以降の収蔵作品も楽しみですね。
何がコレクションされるか妄想して楽しんでおきましょう。