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【調べてみた】アートに使われる素材や技法を調べてみた〜キャンバス編

調べてみたシリーズ第3弾

今回はキャンバスについて調べてみます。

そもそもキャンバスってなに?

カンヴァス、カンバス、帆布、画布ともいい、英語では canvas です。

canvasの語源は、ラテン語の cannapaceus =「麻に由来するもの」、ギリシャ語の cannabis =「麻」からきています。

キャンバスは、亜麻などの繊維で織った布地の表面に下地処理を施した油彩画用の支持体です。

この布を矩形の木枠に張り留めた加工した状態(張りキャンバス)のものを指すこともあるので少し紛らわしいです…。

壁画や木板などの支持体に比べ、軽量で移動が容易なのが特徴です。

 

キャンバスの種類(素材)

○植物繊維

<①亜麻>←これ「アマ」と読みます

非常に繊維で伸縮が少なく、油の酸化などに強い素材です。また、繊維に竹のような節目があり、織り糸が動かず下地塗料の定着が良いことや、丈夫で強度があるので大きな作品に向いています。細密描写や厚塗りなど目的に応じて適応でき、油絵に適している素材で一番需要があり、多くの製品が販売されています。

 

<②木綿>

亜麻に比べ繊細な綿は、滑らかな表面を持つ布に仕上がり、細密描写に適しています。しかし、油の酸化に弱いことや、織り糸が動きやすくて、乾燥により裂けやすくなり、湿気により伸縮しやすい特徴があるため厚塗りには不向きです。大きな画面の使用にあまり適していませんが、使用する際は下地の強度を強くする必要があります。亜麻よりも安価という点がメリットになります。

 

○化学繊維

害虫に強いことや、湿気など水分による伸縮が少ないため、アクリル絵具・水彩画・日本画などの水性系の画材に適しています。

 

キャンバスの種類(織り目)

布地にはいくつかありますが、布地の織り方は平織という方法で織られています。織られる糸の太さや糸の数によって織り目の状態が変わり強度にも差が出てきます。また、布目の状態で描かれる絵の表情にも影響を与えます。

①荒目

織り目が大きく表面の凹凸の差が激しいのが特徴です。強度が強いので大きな作品に適していて、光を乱反射する傾向があるため、艶消しのマットな印象を与えます。凸凹を生かした躍動感のあるタッチで描くことができ、荒いかすれを出すこともできるが、目が荒いので細密描写には不向きです。織り目が出すぎていると感じたら下地にジェッソなどを塗って調整するか中目に移行します。

 

②中目

スタンダードに使われている荒目と細目の中間の織り目です。絵の具も乗りやすく織り目があまり目立たないため、一般的に一番好まれていて、良く使用されます。

 

③細目

最も織り目が滑らかで、布地をできるだけ出したくない場合や、繊細なタッチで描きたいときに使います。荒目と比べて強度が弱く、大きな作品には適しているとはいえません。平滑なため、光を正反射する傾向があるので、光沢のある印象を与えます。

 

作家さんだと、勿論こういうことは理解されているんでしょうが、

コレクターとしてキャンバスの素材や目の荒さというのはあまり考えたことがありませんでした。

そういった目で作品や画材を見るのも楽しいかもしれませんね。

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