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【オークションレビュー】Post-War & Contemporary Art Day Sale

【オークションレビュー】Post-War & Contemporary Art Day Sale

2020年7月10日にニューヨークで開催されたクリスティーズのオークション「Post-War & Contemporary Art Day Sale」

日本人作家の結果を簡単にまとめていきます。

1ドル=107円で計算しています。

https://www.christies.com/SaleLanding/index.aspx?intsaleid=28558&lid=1&saletitle=


日本人作家は奈良美智と草間彌生の2名です。

奈良美智は3作品、草間彌生は1作品になります。

 

草間彌生

草間彌生は2014年制作のペインティング作品です。

130 × 160 cm と大きなサイズの作品ですが、紫系の暗い印象を受けるドッドの作品です。

落札予想価格は、3745万円〜5885万円でしたが、4269万円で落札されました。

このサイズなら、モチーフ次第で億はいくと思いますが、明るく派手な草間作品を探している人には少し違ったのかもしれませんね。

 

奈良美智

奈良美智は立体1点、平面2点の合計3点です。

奈良美智の立体はFRP製の、14 x 9 x 9cm の小さな作品です。

エディションは7のようですが、落札予想価格は、160万円〜267万と高め。

214万円で落札されました。エディションもののこの小さな立体でこの価格はさすがですね。

 

平面はどちらもいい作品です。

2003年制作の25.6 x 26.6 cmのサイズのペインティング作品は、

1284万円〜1926万円の落札予想価格に対して2140万円と、高値で落札されています。

 

1998年制作の84.5 x 58.4 cmのサイズのドローイング作品は、

EstimateUSD 300,000 – USD 500,000 3210万円〜5350万円の落札予想価格に対し、2541万円と落札予想を下回る結果です。

 

新型コロナウイルスが流行している中、奈良美智、草間彌生という日本を代表する2大スターの出品でしたが、大きなサプライズなく安定した人気でした。

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