先日、「現代アートと出会う日」というアートイベントでコレクターズインタビューを受けました。
普段は作家さんにインタビューする側の人ですが、逆にインタビューされるというのがとても新鮮でした。
Instagramで ”現代アートと出会う日” と検索し、ストーリーズハイライトにあるコレクターへのインタビュー①が私のインタビューになります。
沢山の方に見ていただいたようですが、
作品の飾り方についていくつか質問を受けましたので、何回かに分けて私の作品の飾り方について説明して行こうと思います。
※住宅設備やツールの違いによって紹介する商品が合わない場合もありますのでご注意ください。
和室でのアートの飾り方
私の家はマンションですが、和室の畳を自分で無垢の床に変え、和室へのドアも取り払って、和室を洋風のリビングのようにして使っています。
その元和室部分には、いくつかの作品を飾っているのですが、和室特有の ”ある物” を有効活用することで壁を傷つけることもなく気軽に作品の掛けかけができています。
“ある物” とは「長押(なげし)」です。
長押とは?
長押とは、和室の壁面をぐるりと囲む化粧部材で、元々は柱を固定するための構造材としての役割があったが、工法の変化・発展によりその役割がなくなったものの、書院造りの装飾要素として残り、今でも和室には欠かせないものになっている。
本来は化粧部材である長押だが、長押の上部の出っ張った部分にハンガーなどをかけたり、長押フックを使って帽子やバッグをかけたり、長押の上に写真や絵を立てかけて飾ったりと、壁面を有効に活用することができる。
長押は、上部にスペースがあることが多く、ハンガーやフック等を引っ掛けることができます。
まず、長押部分に以下の「長押フック」をひっかけます。
次に使うのが「ミニワイヤー自在」です。
長さは長押の場所次第でしょうが、50cmくらいが使いやすいかと思います。
ワイヤーをフックに引っかけます。長さは自在に変えれるので、作品サイズによって柔軟に対応可能です。
このままでも作品を掛けることができるのですがお辞儀をしてしまうので、私独自の節約テクニックを使います。
メラニンスポンジをひっつき虫で貼り付けます。
ひっつき虫はコクヨから発売されている粘着シールです。
粘土のように自在に形を変えることができ、簡単に剥がせ、後も残りません。
これで完了です。(少し傾いてしまいました…)
F30の比較的大きいサイズもこの方法で飾っています。
私の家では4セット購入し、頻繁にいろいろなサイズの作品を掛け替えています。
簡単に取り外しや調整ができ、壁を一切傷つけないので、賃貸の方にもお勧めです。
皆様も是非。