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【コラム】「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2020」で『週末の。アート』が注目する作家。

【コラム】「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2020」で『週末の。アート』が注目する作家。

関西の注目のアートフェアである「ARTISTS’ FAIR KYOTO」。

2020年の開催概要と、同時に開催される注目のアート展示について前回は紹介させていただきました。

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今回は、「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2020」に出品される作家さんの中で、管理人が注目する作家について紹介していきたいと思います。

48組の若手作家です。

<名和晃平推薦>

・三枝由季、白木良

<加藤泉推薦>

・赤羽史亮

<Yotta推薦>

・相磯桃花、トモトシ

<ヤノベケンジ推薦>

・石黒健一、米村優人、前谷開

<塩田千春推薦>

・石原梓、広瀬菜々&永谷一馬、山城優摩、劉李杰

<鶴田憲次推薦>

・伊藤学美、吉田桃子

<薄久保香推薦>

・井上七海、西原彩香

<矢津吉隆推薦>

・エレナ・トゥタッチコワ

<宮永愛子推薦>

・柄澤健介、東條由佳

<田村尚子推薦>

・木村翔馬、宮田彩加

<井口皓太推薦>

・木村太一、廣田碧

<金氏徹平推薦>

・黒川岳、南大輔

<椿昇推薦>

・黑﨑香織、顧剣亨、花岡伸宏、方圓、前田紗希、

<Mon Koutaro Ooyama推薦>

・KAC、HIZGI

<池田光弘推薦>

・高資婷、武田諭

<大庭大介推薦>

・竹内義博、山本捷平

<中村裕太推薦>

・野田ジャスミン

<加茂昂推薦>

・ハシグチリンタロウ

<人長果月推薦>

・フェアフェア:宇野湧・黒木結・MIMIC〔岡本秀・熊野陽平〕・水無瀬翔

<松川朋奈推薦>

・三保谷将史、森井沙季

<公募>

・芦川瑞季、海野由佳、江川恵、大場遼平、西垣肇也樹、柴田直樹

今回、アドバイザリーボード・ディレクターとして以下の作家も出品されます。

池田光弘、薄久保香、大庭大介、加茂昂、塩田千春、田村尚子、鶴田憲次、人長果月、松川朋奈、Mon Koutaro Ooyama、矢津吉隆、Yotta、椿昇


山本 捷平

以前、インタビュー記事で紹介した山本さんです。

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関東での個展やグループ展でも作品を多数発表しており、常に完売と大活躍しています。今回のフェアでも完売は確実でしょう。

STATEMENT

芸術におけるオリジナルと複製、虚と実の関係は時代を超えて論じられてきたテーマだが、デジタルデータの複製が日常的になった今日、その議論をいかに発展させられるか。急速な情報化によりアイデンティティが曖昧になっている現代において”実体とはなにか”について考える。

ARTISTS’ FAIR KYOTO 2020 公式サイト
https://artists-fair.kyoto/artists/shohei-yamamoto/ より引用

石原 梓

昨年に続いて2年連続での出展です。美しいグラデーションの背景が印象的な作家さんで、いつかインタビューをお願いしたいと思いっている作家さんです。

STATEMENT

風に吹かれる花を見て、あらゆるものは全て移動しているということに直感的に気がつき頭を撃ち抜かれるような経験をした。移動は多くの要素を含んでいるが、その中でも過去や未来、記憶や行動、痕跡といった要素からインスピレーションを得て作品を制作している。こうして作られた作品がもし百年後まで残ったとき、新たな時代の人びとに寄り添い続けていられるような作品を私は作りたい。

ARTISTS’ FAIR KYOTO 2020 公式サイト 
https://artists-fair.kyoto/artists/azusa-ishihara-2/ より引用

山城 優摩

以前から個展などで拝見させていただいていて、とても面白いなと思っている作家さんです。今回はどのような作品を見せてくれるのか楽しみです。

STATEMENT

作品として、ものそのものは如何にして対峙されるのか、

また日常の延長でありながら少し異質な存在のあり方に関心がある。

幾何学を用いたレリーフ状の作品は絵画の様なコンポジションと、画面を場と見立て、俯瞰された地形を回遊する意識とを合わせ製作を行っている。

具体的なモチーフは持たず自立した作品、またはそれが取り巻く空間性よって対峙する者のそれぞれの現在位置を示すものになればと考えている。

ARTISTS’ FAIR KYOTO 2020 公式サイト
https://artists-fair.kyoto/artists/yum-yamashiro/ より引用

前田 紗希

作品が欲しい作家さんの1人です。抽象画としての高いクオリティーは作品の写真を見るだけでも伝わってきます。完成度は非常に高い作家さんなので、どう変化してくのか非常に楽しみです。

STATEMENT

無数に存在する価値の基準や相対性、境界。交わらないが共存しており、刻一刻と変化する。常に揺れ動く幾何学は可視化された思考であり、歴史。

ARTISTS’ FAIR KYOTO 2020 公式サイト
https://artists-fair.kyoto/artists/saki-maeda/ より引用

森井 沙季

以前、2020年注目のアーティストで紹介した作家さんです。ずっとコレクションしたいと思っているのですが、中々機会に恵まれません。森井さんは大作が本当に素晴らしい作家さんです。

STATEMENT

「理想」と「虚構」、「安堵」と「恐怖」、「支配」と 「従属」。現実にはこのような相反する要素が漂い、 それらが圧縮され先鋭した形で我々の前に立ちはだかる。我々の脳内は常にこれら相反する要素が共存し、互いを飲み込み合いブラッシュアップされる事に追われている。私はさながらその過程を表現している。

ARTISTS’ FAIR KYOTO 2020 公式サイト
https://artists-fair.kyoto/artists/saki-morii/ より引用

白木 良

今回一番気になっている作家さんです。名和晃平さんのファンの方ならピンとくる名前かと思います。名和晃平さんの代表作である “Foam” や“Biomatrix”、昨年二条城で展示された”Tornscape”のプログラミングを担当された作家さんです。どんな作品が発表されるんでしょうか。

STATEMENT

コンピュータプログラミングなどデジタルテクノロジーを用いたインスタレーション作品を中心に制作する.

ARTISTS’ FAIR KYOTO 2020 公式サイト
https://artists-fair.kyoto/artists/ryo-shiraki/ より引用

東條 由佳

このARTISTS’ FAIR KYOTOのサイトで初めて知った作家さんです。一見、よくあるような抽象的な作風にも見えますが、よく見るとモチーフが服のシワになっており非常に面白い作家さんです。

STATEMENT

身体の表面として現れる衣服の「しわ」。それはその”内部の輪郭”を抽象化するものであると同時に、“身体そのもの”がそこに存在していることを具現化しているものである。

わたしはその衣服の「しわ」を通して、そこにある存在をみつめ、捕まえては、ひたすらに画面に閉じ込めている。

ARTISTS’ FAIR KYOTO 2020 公式サイト
https://artists-fair.kyoto/artists/yuka-tojo/ より引用

この他にも、素晴らしい作家さんが多数出展されます。

未来のスターに出会えるかもしれません。

皆様、お楽しみに。

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