【アーティストインタビュー】 岡本奇太郎
元出版社勤務という異色の経歴を持つ、アナログコラージュアーティスト。
2017年頃より本格的にアーティスト活動を開始し、LAD GALLERYでの個展「ECCENTRIC」、ラディウムーレントゲンヴェルケでの企画展「綺想の息子たち-Heutiger Manierismus:Radi-um Mix」、「ART OSAKA」「ART in PARK HOTEL TOKYO」「台北當代-TAIPEI DANGDAI」「台南藝術博覽會-ART TAINAN」など国内外のアートフェアに出展され、近年はSnipe1やMAWとコラボレーションするなど、様々な分野から注目を浴びている。
コラージュ作品は、どんなモチーフの素材を扱っても良い自由度があるが故に、本当にセンスが問われる作品ジャンルだと思います。様々なアートフェアで岡本奇太郎さんの作品を見る度に、圧倒的なセンスの良さにいつも驚かされます。今後もどんな活躍を見せるのか注目です。
自己紹介をお願いします。
物書きとアナログコラージュの制作をしています。
作風やコンセプトを教えてください。
コンセプトとかは特に無いですね。本当に思いついたままっていう感じです。
浮世絵のシリーズについて教えてください。
元々江戸絵画が大好きで、浮世絵も好きなんですよ。コラージュの素材を探しに神保町っていう古本屋街で、いつも入口にあるワゴンで安く売られているのを中心に探しているんですけど、そういうとこによく程度の低い浮世絵とかレプリカが安く売られていて、なんとなく買って貼ってみたら面白くなったのでやってます。
自身の優れていると思う点は何ですか?
僕は美術の勉強とかも一切していない普通のサラリーマンやったんで、優れている点かは分かんないですけど、ルールとか知らないっていう点が強みなんかなとは思いますね。芸大とかちゃんと出てる人たちが多いのに、こっちはただの酔っ払いなんで。
苦手なことは何ですか?
人見知りな自分。
影響を受けたアーティストは誰ですか?
めちゃめちゃいすぎて誰っていうのは難しいですけど、身近な先輩らの影響は大きいです。
どんな子供でしたか?
保守的な家庭やったんで、まわりと同じようにしろって型にはめられてました。子供の頃から団体行動が嫌で、保育園の時のみんなで昼寝する時間とかも、なんでこいつらと一緒に寝なあかんねんって感じで、1人でどっか行ったりしてました。家ではみんなと同じようにせえってしつこく言われてたけど、どこ行ってもみんなと違うし、嫌われるし、簡単に言えば問題児ですよね。
アート以外で好きなことは何ですか?
酒ですね。
1番思い出に残っている作品やプロジェクトは何ですか?
酔ったノリで作ったやつをインスタにあげたら、ギャラリーの人の目に留まって、たまたまこんな状況になっただけなんで、展示させてもらう時は毎回すごいなと思いますし、それを見てくれる人もいて、ただただありがたいですね。
夢を教えてください。
このまま自分のやりたいことして酒呑めればいいかな。