【アートホテル紹介】
HOTEL ANTEROOM KYOTO<共有ゾーン編>
京都にあるアートホテル「HOTEL ANTEROOM KYOTO」を3回にわたって紹介していきます。
「HOTEL ANTEROOM KYOTO」とは
HOTEL ANTEROOM KYOTOは京都府京都市南区にあるアートホテルです。
HOTEL ANTEROOM KYOTOは、2011年に京都駅の南側に位置する学生寮をコンバージョンして生まれたホテル&アパートメントです。館内には、ギャラリー・朝食レストラン・バーを併設し、さまざまな活動を通じて常に変化する「京都の今」を発信しています。
“anteroom”とは、「次の間」や「待合室」のことを意味します。ホテルを訪れる方々のために、友人が集う場に遊びにきたような居心地の良さを京都の街へ出るための支度をする場を、そして、ここで暮らす方々のために、新しい刺激に満ちた日々を通じて次の出合いへとつながっていくような暮らしの場を提供します。
HOTEL ANTEROOM KYOTO公式HP https://hotel-anteroom.com より引用
館内には様々なアーティストの作品が展示・販売されており、アート好きにとって堪らない空間です。
<共有ゾーン編> <客室編①> <客室編②> の3回に分けて紹介いたします。
今回は<共有ゾーン編>です。ロビーやバー、廊下について紹介します。
外観・RECEPTION・LOUNGE
玄関を入ると名和晃平さんの作品2点(裏表)がお出迎えです。
モチーフに発砲ポリウレタンを流しかけた作品です。同じく発砲ポリウレタンを使用した「SCUM」という作品に繋がる作品です。
当初は黄色系のカラーの作品でしたが、日光などの影響を考慮し、塗り直されて現在のシルバーカラーになっているようです。
気づいていない人も多そうですが、RECEPTIONの後ろには、昔使われていた下駄箱に大山エンリコイサムさんの作品が描かれています。夜間のクローズしている時間を利用して、養生しながら大山さんが描いたようです。
LOUNGEにはソファが設置されており休むことができます。既存のジェラルミンケースにキャスターを取り付けたテーブルです。
TOILET・ANTEROOM MEALS・ANTEROOM BAR
トイレの中には大山エンリコイサムさんのペインティングが壁に直接描かれています。非常に贅沢な空間です。
トイレ前で上を見上げると、グシャグシャの配管が見えます。実はこれも古田充さんの作品です。京都BALのスターバックスでも同様のシリーズ作品(これよりもボリュームのある作品)が展示されています。
ANTEROOM MEALSには森下芽さんのドローイングシリーズが展示されています。青と赤が展示されており、一枚から購入可能のようです。
以前はANTEROOM MEALS内に品川美香さんの大作が展示されていましたが、売れてしまったようです。新たな作品が飾られることを期待しましょう。
ガラスにドットが直接描かれています。沖縄のホテルアンテルーム那覇では巨大なミューラル作品を描き話題となっています。すごい作業です…
鬼頭健吾さんのシャンデリア。既存の素材で作る感じは鬼頭さんっぽいですが、初めて見た作風です。どうやら学生と共同制作した作品のようです。
長くなるので次のページに移ります。
下の「Page:2」をクリックしてください。
- 1
- 2