【調べてみた】美術館のコレクションを調べてみた<高松市美術館編>
3回目の今回は「高松市美術館」のコレクションを紹介します。
高松市美術館
所在地:〒760-0027 香川県高松市紺屋町10-4
電話:087-823-1711 FAX:087-851-7250
営業時間:午前9時30分~午後5時
※展覧会場への入室は閉館時間の30分前まで
※特別展開催期間中の金曜日・土曜日は午後7時まで
休館日:月曜日(祝休日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)
奈良美智
- Milky Lake
- Time of My Life 2001
- 地雷探知機
3作品ですが非常に素晴らしいコレクションです。
Milky Lakeは縦横259.3cmの大作。台湾でも展示された傑作です。ポスターですら中々手に入れれない作品です。
地雷探知機は東京で開催されているSTARS展で展示されており、ドイツ在住の1993年に制作された初期の作品ですね。日本にあることが奇跡といえるでしょう。
村上隆
- Red Rope
- Game
- 村上隆シルク版画集
- Project KO2 1999 Perfect Edition
- 村上隆 版画セット
「Red Rope」「Game」共に平面のユニークピースです。どちらも120角の大作で2001年の作品です。今では中々手に入れられない貴重な作品ですね。
名和晃平
- PixCell[Shoe#6(L)]
- PixCell[LEGO-F1(Ferrari)#1]
どちらもビーズのPixCell作品ではなく、プリズムシートを組み込んだ透明のアクリルボックスにモチーフが入っている「PRISM」のシリーズです。
初期の頃は、名和晃平の代表作であるビーズでモチーフを覆ったシリーズと「PRISM」のシリーズはどちらも「PixCell」というタイトルでした。
草間彌生
- 無題(金色の椅子のオブジェ)
- Airmail Accumulation, Untitled
- 無限の網 H.H
「無題(金色の椅子のオブジェ)」はニューヨーク時代の立体作品で、「STARS展」でも展示されている非常に貴重な作品です。
「無限の網」は、縦:194.0cm 横:390.0cmと非常に大きい作品で、草間彌生を代表するシリーズの作品です。
宮島達男
- 「Counter Line №1」ほか4点
所蔵リストには上記のような形で記載されています。せめて作品名だけでも全て書いて欲しかったなと思います。同じ作品名とかであっても載せるのが筋かと…
杉本博司
- U.A.リトルネック、ニューヨーク
杉本さんの代表作「劇場シリーズ」です。このシリーズはいろいろな美術館で目にしますが、観るたびにワクワクする作品です。
李禹煥
- 風より
- 筆より1-8
- Drawing
- 刻みよりNo.97
- 線より #760160
- 点より
- AVEC L’ESPACE
他の美術館は版画作品の割合が多い印象ですが、この美術館はユニークピースの大作が多いですね。素晴らしいコレクションです。
会田誠
- BRUTUS
石膏デッサンが重視される現代の美術教育を皮肉る作品です。
美術手帖に掲載されている大手予備校の石膏デッサンの広告を拡大して制作されているようで、一度見てみたいですね。
山口晃
- 大山崎交通乃圖
- 中西夏之氏公開制作乃圖
非常に貴重な2作品がコレクションされています。
私自身、山口晃の鳥瞰図がとても好きなのですが、この作品は最も観てみたいと思っていた作品です。この美術館にあったとは…
宮永愛子
- ポスト―景色
パリで見つけたポストの中にナフタリンで出来た鍵が閉じ込められた作品。
宮永愛子の作品は変化していくものが多いので美術館でのコレクションは大変な気がします(ナフタリンの昇華はコントロール可ですが…)。
塩田千春
- トラウマ/日常
鉄枠の中に糸を張り巡らせた作品。衣服という人間生活のぬくもりや過ぎ行く時間を感じさせるものを中心に吊り下げ、生と死の両義性を見せているとのことです。観てみたいですね。
以上、高松市美術館のコレクション紹介でした。