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【アート情報】宮坂直樹個展 Standard applying Hand Modulor, a French man

京都のFINCH ARTSで開催されている。宮坂直樹さんの個展について紹介いたします。

宮坂直樹さんは、1985年千葉県生まれで、東京藝術大学大学院美術研究科博士課程修了し、認識の方法によって様々に現れる空間の概念を研究している作家さんです。

宮坂は2019年-2020年にル・コルビュジエ財団 特別研究員として、ル・コルビュジエが普遍性を指向して考案したモデュロールを、他者の知覚を推測する理論へと応用する研究を行いました。(Modulor)とは、フランス語のmodule(基準寸法)とSection dʼor (黄金分割)から作られた造語であり、ル・コルビュジエによって、身体寸法、黄金比、フィボナッチ数を組み合わせて考案された基準寸法の数列です。本展はこのル・コルビュジエのモデュロールを独自に発展させた手のスケールのモデュロールである「ハンド・モデュロール」について展開する展示となります。どうぞご高覧ください。

FINCH ARTS より提供
 

ル・コルビュジエといえば、フランク・ロイド・ライト、ミース・ファン・デル・ローエと共に「近代建築の三大巨匠」として位置づけられる建築界の巨匠です。

日本では国立西洋美術館がル・コルビュジエ建築で有名ですが、世界遺産となったことでル・コルビュジエの名前を知っている方も多いのでは無いでしょうか?

石や煉瓦を積み上げてつくる建物が主流の時代に、鉄筋コンクリートという新しい素材を得て、機能性を信条とした革命的な建築物を沢山生み出した建築家です。

私個人的な建築の好みは、フランク・ロイド・ライト派ですが、コルビュジエのサヴォア邸は本当に素晴らしい建築で、いつか見に行ってみたいと夢みています。

 

話が少し脱線しましたが、、、

そんな、コルビュジエの研究を行っていた宮坂さんが生み出した、手のスケールのモデュロールである「ハンド・モデュロール」をどのように表現するのか想像できませんが、ヤバイ展示になりそうですね…

どんな作品と空間を私たちに見せてくれるのか、とても楽しみです。

 
宮坂直樹 Standard applying Modulor Ver. 3, a French man 2019

以下、少し難解ですが「ハンド・モデュロール」についての説明です。

Hand Modulor

ル・コルビュジエ(Le Corbusier)によって考案されたモデュロール(Modulor)とは、身体寸法、黄 金比、フィボナッチ数から成る基準寸法の数列である。身体尺を用いることで機能的な空間把握を計り、比 例数を用いることで限定された空間に短長辺のある方向性を備えた矩形を効率よく収納することを可能とす る。ル・コルビュジエは、ヘソの高さの黄金比=φ=(1+√5)/2を身長、ヘソの高さの2倍を片手を挙げた時 の指先までの高さとし、人体における数学的な比率を見出だした。

宮坂直樹はモデュロールを、他者の知覚を推測する理論へと再解釈する。任意の個人の身体寸法をモデュ ロールの関数に代入して独自の基準寸法を定め、この法を基に作品を制作する。観者は自身の身体と作品 との間の身体的差異を手がかりに、基準寸法の基になった他者の体性感覚を推測することができる。

ハンド・モデュロール(Hand Modulor)は、モデュロールを他者の体性感覚の推測に向けて独自に発展 させ、宮坂が考案した手のスケールのモデュロールである。「手を広げたときの親指の先から小指の先まで の幅」の黄金比=φ比を「拳を握ったときの肘から中指の第三関節までの間の長さ」、「手を広げたときの 親指の先から小指の先までの幅」の2倍を「肘から中指の先までの間の長さ」とし、ル・コルビュジエの身 長のスケールのモデュロールと対比させている。身長のスケールと手のスケールの二つのモデュロールを掛 け合わせることで、身体の分身としての身体尺の機能はより精度を増す。

FINCH ARTS より提供
FINCH ARTSより提供

宮坂直樹個展

Standard applying Hand Modulor, a French man

2020年8月15日(土)-8月30日(日) 

13:00-19:00

会期中の金、土、日開廊


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