【アートレビュー】NOMART, 30th Anv. Miracle
ギャラリーノマルの30周年記念イベント 第5弾にして最後のイベント、グループ展「Miracle」に行ってきました。
【参加アーティスト】
- 名和晃平
- 藤本由紀夫
- 木村秀樹
- 植松奎二
- 中原浩大
- 伊庭靖子
- 今村源
- 田中朝子
- 稲垣元則
- 豊富春菜
- 渡辺信子
- 大西伸明
- 榎忠
- 池垣タダヒコ
- 永井英男
- トーマス・ノイマン
- 能勢伊勢雄
- 張騰遠
- 東影智裕
- 金村仁
- 韮澤アスカ
- 黒宮菜菜
- 建畠晳+.es
- 片山雅史
- 中川佳宣
という超豪華メンバー。
蔡國強はいませんが、ほぼフルメンバーですね
恒例の垂れ幕は30周年のテーマであるオレンジです。
気になった作品をいくつか紹介していきます。
名和晃平の作品はシンプルなMoment。最近、白黒のモーメントは集中的に発表されていますね。この作品はサイズも飾りやすいサイズです。じーっと見てるとフワーッとしてきます。笑
藤本由紀夫さんの非常に貴重な作品。ed.3ですが、実質市場に出回るのは一点のようです。値段が安すぎます。即売れてました。
池垣さんのドローイングを初めて観ましたがとてもいいですね。スケッチブック全てのページにドローイングが描かれているので、特注のアクリル額とか作れば毎日ページを変えて飾れますね。
台湾の注目アーティストの張騰遠さんの小作品。かなり立体的。モチーフの鳥のキャラクターがドラえもんやらゼニガメの柄が描かれている服を着ています。ドラえもんがすぐに売れたようです。やはりドラえもんは人気。
中原浩大さんの作品は相変わらず、ぶっ飛んでます。笑 来年開催される某美術館のとある展示に繋がる作品のようです。
大原美術館での滞在制作やVOCA賞への出展などで話題の黒宮菜菜さんの作品。小説の物語のワンシーンを見事にキャンバスに表出しています。新たな技法を取り入れているようです。
墨で描いていてこの透明感はさすが。伊庭靖子さんのユニークピースはなかなか手に入れるチャンスが無いので欲しいと思った作品です。
2階では能勢伊勢雄さんの映像作品がループしています。以前発表されていたテレパシーの作品の映像版でしょうか。
日本を代表する作家から若手の注目株、海外で戦うアーティストさんなど、様々なアーティストの様々な表現を楽しむことができるグループ展でした。
一見難解な作品もありますが、ギャラリーの方が丁寧に作品を解説して下さいますので、是非色々とお話を聞きながら鑑賞してみて下さい。
2020年2月1日までです、是非。
13:00 – 19:00 日曜・祝日・12/28 – 1/6 休廊