「UNKNOWN ASIA 2020 ONLINE」
毎年大阪で開催されているアートフェア「UNKNOWN ASIA」が今年はオンラインで開催されます。
今年の「UNKNOWN ASIA」は、オンラインでのアートフェアとして、予定していた会期より延期した12月12日、13日に開催いたします。
UNKNOWN ASIA 公式HPより引用
UNKNOWN ASIA 実行委員会は、世界中からアーティストや審査員が集まる国際的なアートフェアとしてUNKNOWN ASIA が担ってきた役割―各所で交わされる「コミュニケーションの質と量」、アジア各国の審査員やレビュアーからアーティストへの「機会の提供」、そして世界中からアーティストが集まる高揚感―を、今まで通り果たしながら皆様の安全を両立できる方法を検討して参りました。
この度、自信を持って「UNKNOWN ASIA 2020 ONLINE」と名付けられるオンラインアートフェアを催す準備が整いました。
世界規模の新型コロナウィルス禍にあるからこそ、ネットワークを通じてアジアのアーティストと、オーディエンス、審査員、レビュアーが交流し、国を超えて通用する新しい価値観を生み出す機会にしたいと考えています。
つきましては、ここに新しい開催概要を発表するとともに、改めて追加アーティストの募集を行います。
「UNKNOWN ASIA」はアジアの様々な国からのアーティストが参加し、作品ジャンルもファインアート・イラスト・写真・インスタレーションなど様々なジャンルの作品が出展されます。現代アートに特化したアートフェアとは雰囲気が大きく異なり、客層も幅広く、お祭りのような雰囲気です。
過去には、ブレイク前のBackside works.が出展していたり、小谷くるみ、松村咲希、木村華子、倉崎稜希、近藤大祐、宮原野乃実などの実力派アーティストも出展しており、筆者も注目しています。
今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響でオンラインでの開催となりますが、様々な国の作家の作品が集う試みを、この状況下で実施するのは本当に大変だったと思います。
特に今回は作家とチャットやWEB会話ができるようで、自宅にいながらアーティストと会話が可能という新たな試みも実施されるようです。
2020.12.11[fri] 10:00~20:00 VIP PREVIEW (関係者、招待者のみ)
2020.12.12[sat] 10:00~20:00
2020.12.13[sun] 10:00~20:00
※開催時間は、9月14日時点の予定です。変更する場合がありますので、ご了承ください。会場:オンライン(unknownasia.netへアクセス)
UNKNOWN ASIA 公式HPより引用
今回は、「週末の。アート」が注目する作家を4名紹介したいと思います。
白川千佳 (Chika Shirakawa)
昨年の「UNKNOWN ASIA」にも出展されていた作家さんですね。
ゆるさ加減がいいです。イラストレーションのフィールドで戦っている作家のようですが、ポップでシュールな独特の世界観が可能性を感じさせますね。
二宮 千都子 (Chizuko Ninomiya)
現代アート作家として活動つつ、金融系SEとしても業務従事しており、学生時代は法律を専攻していたという異色の経歴をもつ作家です。
知らない作家でしたので、Instagramで作品を見てみましたが、かっこいい作品ばかりですね。解像度を落とした夜景のようにも見えるし、回路のようにも見えますね。大きい作品を観てみたいですね。しかし、どうやって描いてるんでしょうか
柴田 直樹 (Naoki Shibata)
今回一番気になっていた作家です。
「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2020」や「IAG AWARDS 2020」に選ばれていた作家です。岩絵具、墨、膠といった日本画で用いられる画材を中心に制作されていますが、非常に抽象的です。技術力もしっかりと感じれますし、画面構成も素晴らしいですね。李禹煥のような雰囲気を感じます。
原康浩 (yasuhiro hara)
作家活動をしながらアトリエ三日月を運営させている作家さんです。
厚塗りの抽象画ですが、部分的に厚塗りしていない部分があり、厚塗りと厚塗りしていない部分のバランスがとてもいいですね。
以上です。
UNKNOWN ASIA 2020 ONLINE の歩き方 というタイトル(某旅行書籍のようなタイトル!)で楽しみ方をまとめているページもありますので、参考にして楽しんでみてはいかがでしょうか?