【アート情報】荒れ地のアレロパシー-5人のキュレーターによる現代美術展覧会-
先週よりスタートしているグループ展について紹介いたします。
日本橋三越本店 本館6階 コンテンポラリーギャラリーで開催中の「荒れ地のアレロパシー -5人のキュレーターによる現代美術展覧会-」です。
現在開催中のTHE POWER OF ARTや、アーティストインタビューにご協力してくださった黒坂祐さんがメタキュレーターとして自ら作品を出展されています。
また、以前紹介した「隔離式濃厚接触室」の布施琳太郎もキュレーターとして出展されており、現在、TAKU SOMETANI GALLERYで個展を開催中の小林椋さんや、マツコデラックスの「夜の巷を徘徊する」でも何度か紹介されていたMADARA MANJIさんも出展されています。
会期は残り少ないですが、SNS等でも非常に話題となっている展示です。
皆様是非!
会期:8月12日(水) ~ 8月24日(月) 最終日は午後5時閉場
会場:日本橋三越本店 本館6階 コンテンポラリーギャラリー
この度、MITSUKOSHI CONTEMPORARY GALLERYでは「荒れ地のアレロパシー 5人のキュレーターによる現代美術展覧会」を開催いたします。本展は5人のアーティスト、石毛健太、黒坂祐、齋藤恵汰、鈴木操、布施琳太郎がキュレーターとして選定した作家による、5つの独立した展覧会をひとつの空間内に展開いたします。
メタキュレーター/キュレーター=黒坂祐
出品作家=黒坂祐
キュレーター=石毛健太
出品作家=小林椋、Kazquiz
キュレーター=齋藤恵汰
出品作家=亜鶴、湯浅万貴子、MADARA MANJI
キュレーター=鈴木操
出品作家=Hachi(BALMUNG)、鈴木操、MLK、Shoichi Aoki、Taka Kono
キュレーター=布施琳太郎
出品作家=上村洋一、岸裕真、布施琳太郎
本展のキュレーターの黒坂によれば、タイトル「荒れ地のアレロパシー」はセイタカアワダチソウなどの痩せた土地でサバイブする植物がもつアレロパシーという特性に日本の細分化された美術内におけるクラスタの特性との類似点を見出し名付けたものであると言います。
確かに、植物―草や木―は根を張りながら生きています。植物は、そこがどんな荒れ地であっても環境と向き合いながら生きていると言えるでしょう。昨今、現代アートの価値観やフィールドはめまぐるしく変化し続けています。そして、それに呼応するように作家たちのマーケットへの関わり方も変化しています。
本展では、さまざまな環境で発表を続ける作家らを紹介し、その多様性を検討します。
三越コンテンポラリーギャラリーより提供