買える!アートコレクター展
Collectors’ Collective vol.2
注目のアートコレクター3人のコレクション作品と、2020年にオススメする現代美術作家たち
昨年末に開催された「Collectors’ Collective(コレコレ展)」の第2弾が本日より開催されるようです。
MEDEL GALLERY SHU
2020年7月9日(木) 〜 7月16日(木) 会期中無休
11:00〜19:00(最終日は17:00まで)
本展は、SNSでの発信やリアルな親睦会で作家やコレクターと積極的に関わりを持ち、アートマーケットに影響力を持ち続ける注目のアートコレクターによるコレクション展です。
通常のコレクター展と違うのは、「買える!展示会」であるということ。コレクターのコレクション作品や嗜好性を披露するのみならず、実際に人気アーティストの新作を購入する機会を伴うアートコレクター展は非常に珍しい企画です。
2019年12月〜2020年1月に開催したVol.1は大変ご好評いただき、その後のアートコレクター発信の企画展や交流活発化のきっかけとなりました。
本展の2つの特徴
1)アートコレクター3名のコレクション作品を展示披露すること。
2)アートコレクター3名のコレクション作品の作家と2020年に注目する作家、総勢15名がそれぞれ新作を描き下ろし展示販売すること。
アートコレクター3人で10点程度、人気作家15人が3点前後、およそ55〜60点の作品展示です。
Medel Gallery Shu 公式HPより引用
私はお伺いできませんでしたが、第1回は非常に盛況だったようで、若手注目作家の作品が多数展示され、コレクターや額装屋さんのトークショーなども開催されたようです。
第1回は、アートWEBメディア「Bur@rt ぶらっとアート」編集長のコバヤシマヒロさん、柵木頼人さん、HIROさんの御三方でしたが、今回は以下のコレクターさんです。
亀井博司/ Hiroshi Kamei (Instagram@ishitsubutehiroshi)
社会人1年目からアート作品の購入をスタート。コレクター歴は約10年。批評性のある作品や、身体性・精神性を反映した作品を中心に、約60点を所有している。ペインティング、ドローイング、彫刻など形態は問わず強いオリジナリティを好む。最近は新世代の感覚を持ち合わせた若手アーティストの作品を国内外から購入することも増えている。昨年からスマートフォンでアーティスト本人の解説を聴ける音声ガイドサービスをギャラリー向けに制作する活動を始めており、最近は現代アートの魅力をどのように広げられるかに興味がある。
熊野尊文/くまのアートbot (Twitter@kumaaaart)
30歳台前半の一般サラリーマン。コレクター歴約1年半。同世代の若手作家を中心に作品を蒐集。
クレジットカードの分割払いを駆使し、気になった作品を見境なく購入した結果、1年間で30点を超えるペースでのコレクション形成に至る。しかしその後の支払いに頭を抱えてしまうほどの無計画さが玉に傷な直感即決型コレクター。最近はコレクションの方向性を定めるべく自制を利かせ、購入をセーブ中。大学時代に美学・芸術学を専攻しており、元々美術は好き。自宅を購入し、家に飾る絵を探し始めたことがコレクションのきっかけ。
黒澤拓也/ Kurosawa (Twitter@mujina1985 )
現代アートコレクター。自分の足で最前線の現場を見て回る事を信条に、美大やオルタナティブスペースの展示も回り、Twitterで情報を発信している。2019年に観覧した展覧会は約600。コレクション歴は4年。2019年のコレクション点数は約15点。若手作家の平面作品を中心に蒐集。未来に価値のあるコレクションを残すことを目標に活動している。
Medel Gallery Shu 公式HPより引用
私も日頃からSNSをチェックしているコレクターさんで、お会いしたことはありませんが、とてもいいコレクターさんですね。
作家さんは以下のメンバーです。
東慎也
内田ユイ
浦川大志
皆藤齋
熊野海
後藤夢乃
シエニーチュアン
ジュンイナガワ
新宅加奈子
藤田淑子
山縣瑠衣
李晶玉
BIEN
monet
Waku Fukui
魅力的なメンバーですね。
個人的に気になるのは、
以前インタビューをしていただいた新宅加奈子さん
Art Can Save Usで初めて知った熊野海さん
直接作品を拝見したことはありませんが、以前から気になっている浦川大志さん
がとても気になっています。
初めて名前を聞いた作家さんもおり、コレクター御三方の視野の広さに驚かされます。
非常に楽しみな展示です。
皆様も是非!