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2)何を買えばいいのか。

アートアレルギー

日本人はアートアレルギーです。

アートは価値が無くなる。アートは怖い。というイメージを日本人は強く持っており、アートを購入するということについて消極的です。

これには理由があります。

バブルの頃、アートを購入するアートバブルが発生していました。

ただ、その頃は今のようにインターネットも発達しておらず、海外ののアートの情報や動向を知ることができなかっため、正しい価値付けがされた作品を知ることができず、世界のアートマーケットに流通していない作品を買ってしまった(買わされてしまった)ため、アートで大損してしまう人が多く生まれてしまい、日本人がアートアレルギーになってしまったと思います。

 

価値のある作品

そんなアートアレルギーである日本人が多く疑問に思う「何を買えばいいのか?」に話を戻しますと、世界のアートマーケットに流通している、もしくは流通する可能性の高い作品を買うことが重要です。

どういった作家が世界のアートマーケットに流通するのかというと、世界のアートマーケットと繋がっているギャラリーに属している作家です。

世界のアートマーケットと繋がっているギャラリーとは、積極的にアートフェアに参加したり(特に海外のアートフェア)、有力な作家を沢山抱えているギャラリーです。

パワーのない画廊に属している作家などは、価値が上昇する可能性は限りなく低いと言え、資産としての価値はあまり無いでしょう。

 

本当に買うべき作品

ただ、何よりも重要なのは自分が好きな作品であるか。ということです。

いくら価値があったって、好きじゃない作品だと飾る気にもならないでしょうし、逆に好きな作品なら、価値が無くなってもあまり後悔しません。

私のような普通のサラリーマンの場合、ある程度高額な作品は好きだけでは中々買えない現状ですので、ある程度価値のある作品の中で好きなものを買うようにしています(若手作家で比較的安価な作品は好きだけで買ったりしています)。

そういった作品にはなかなか出会えないかもしれませんが、少しでもたくさんのアートを見にいき、自分にとって最高の作品を選んでみてください。