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【書籍レビュー】CASA BRUTUS「日本のBEST美術館100」

10月9日に発売された CASA BRUTUSの最新号「日本のBEST美術館100」を紹介します。

 

CASA BRUTUSでは「日本の美術館ベスト100ガイド」というタイトルで2011年に以下の雑誌が発売されていました。

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ちなみに「世界のベストミュージアム」という企画もありました。

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表紙は、弘前れんが倉庫美術館で、奈良美智の「A to Z memorial Dog」に田根剛さんが向き合っている写真です。

 
  • 日本の美術館100マップ。
  • Aomori
  • Kanazawa
  • 隈研吾による石の超建築、角川武蔵野ミュージアム
  • アーティストの個人美術館
  • 美術館をめぐる対話。青木淳×西沢立衛
  • 名作美術館、再生物語。
  • 5つの最新美術館。
  • 最新ミュージアムカフェ15軒。
  • 日本のBEST美術館100
 

Aomori

新しくできた「弘前れんが倉庫美術館」と「十和田市現代美術館」が紹介されています。

弘前れんが倉庫美術館は建築・空間ともに素晴らしいですね。あのクラシカルな空間に奈良美智さんの作品が展示されている…. 考えただけでワクワクしますね。

十和田市現代美術館は一度伺ったことがありますが、本当に至福の空間でした。展示数はそれほど多くありませんが、あの美術館に行くために、旅をしてもいいなと思わせる素晴らしい美術館でした。

 

Kanazawa

「KAMU」と「谷口吉郎・吉生記念金沢建築館」「国立工芸館」が紹介されています。

コレクターがOPENした美術館である「KAMU」。私もクラウドファンディングで支援しましたが非常に面白い試みですね。というか憧れますね。いつか私も…

 

隈研吾による石の超建築、角川武蔵野ミュージアム

「角川武蔵野ミュージアム」の紹介が中心で、他の隈研吾建築の美術館である「サントリー美術館」「COMICO ART MUSEUM YUFUIN」「明治神宮ミュージアム」を紹介しています。

物凄い建築ですね。隈研吾さんは木の建築で有名ですが、見事な石の建築です。内観はやはり木ですね。

 

アーティストの個人美術館

杉本博司の「小田原文化財団 江ノ浦測候所」を中心に、「モリムラ@ミュージアム」「草間彌生美術館」の紹介です。

 

美術館をめぐる対話。青木淳×西沢立衛

ヤバイ2人の対談ですね。この2人と妹島さんの活躍で、アートと建築の距離がグッと近づいてきましたよね。アートをわかってる人が作る建築ってアートと上手く共鳴しているように感じます。

 

名作美術館、再生物語。

「京都市京セラ美術館」と「富山県美術館」「鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム」「福岡市美術館」が紹介されています。

「富山県美術館」は、私が最も好きな美術館です。富山の素晴らしい景色をうまく取り込んだ大窓、木がふんだんに使われた壁、屋上庭園、コレクションなど、本当に素晴らしい美術館です。

「鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム」、坂倉準三の傑作が取り壊されずに残ったことは、日本の建築界にとって非常に重要な出来事と言えるでしょう。ル・コルビュジェのサヴォア邸を彷彿とさせる建築を一度は見にいってみたいものです。

 

5つの最新美術館。

「千葉市美術館」「アーティゾン美術館」「福田美術館」「SOMPO美術館」「東京都現代美術館」が紹介されています。

 

最新ミュージアムカフェ15軒。

「N’s YARD」「京都市京セラ美術館」「弘前れんが倉庫美術館」「PLAY!MUSEUM」「ヨックモックミュージアム」「十和田市現代美術館」「丸亀市猪熊弦一郎現代美術館」のミュージアムカフェが紹介されています。

「N’s YARD」のめちゃくちゃ行きたいです!「ロゴ入りモチ粉どらやきセット」食べたいです。

 

日本のBEST美術館100

北は北海道から南は沖縄まで、全国の100個の美術館が紹介されています。

旅行に行く際などに、近くに良い美術館が無いか調べるのに便利ですね。

あ、でもこのサイトをみてくれてる方は、美術館に行くために旅行に行く人が多いですかね…笑

 

全体的に写真も多く、少しマニアックな美術館まで網羅しており、非常に満足度が高い雑誌でした。

アート好きや建築好きにはたまらない内容ではないでしょうか。

皆様もぜひ。

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